平成初期のバスを振り返るこの企画、懐かしいカラーリングやデザインのバスをご紹介する。今回は当時モノコック車王国と呼ばれた高知県のバスをご取り上げる。
現在、高知県のバス事業はほぼ全域を「とさでん交通」が担っているが、かつては路面電車も営む土佐電気鉄道と、バス専業の高知県交通の2社が存在し、県内に路線網を展開していた。
共に経営悪化に伴い、公的支援を得て合併したが、今回は統合によってその商号が消えた土佐電気鉄道を紹介しよう。平成初期の一般路線バス用車両は、多くのモノコック車が現役だった。
執筆/写真■石鎚翼(バスマガジンvol.104より)