東京都内にあって都内とは思えないほど大自然に囲まれた、秘境感満載スポットの奥多摩。ここへ行くにはJR青梅線を使って一旦青梅まで出て、そこから更に奥多摩方面への電車に乗って行くのが普通、なのであるが……!?
文・写真:中山修一
(バスマガジンWeb/ベストカーWeb内本文上とギャラリーに、青梅→奥多摩電車なしアクセスの写真があります)
■都会の喧騒を知らない都内随一の名スポット
奥多摩は本州にある東京都(本体)の西の果て。関東在住なら近場で本格的な山系の大自然が楽しめるということで、手頃な観光スポットとして古くから親しまれている。
同地へのアクセスはJR青梅線がメイン。東京都心エリアを走る中央線の通勤電車でおなじみのオレンジ帯の車両(E233系)が、通常4両編成で青梅〜奥多摩間を往復している。
大都会の通勤電車顔をした電車が山々に囲まれた緑豊かな場所を、そんなに急ぐでもなさそうなローカルの面持ちで30〜40分おきくらいに行き来する、E233系という車両が持つ印象と実態のギャップが物凄く大きいのも言うなれば魅力で、電車を目当てに奥多摩へ行くだけでも楽しい。
また、終点の奥多摩駅は都内のJR線では珍しい行き止まりの駅になっていて、そこから先へ進めないホンモノの終着に来たような雰囲気が、都内にして超遠距離旅の情緒を誘ってくれたりする。
■電車で行くのが普通だけれど
ローカルな本数ながらも30〜40分おきくらいに電車が出ているということで、奥多摩へのアクセスは電車が基本。もう“一択”と言って良いかもしれないほど影響力の強い交通手段になっている。
そんな便利な乗り物があるゆえ、わざわざ考える人はあまりいないかもしれないが、一応気になるところではあるため注目したいのが、電車以外に青梅〜奥多摩を繋いでくれそうな公共交通機関はあるかどうか、といったあたり。
あるとするなら、やはり路線バスになるはず。ただ、線路に並行して走る競合系のバスは近年ごく少数派な存在になりつつあり、青梅線沿線の場合もパッと見る分には望み薄なイメージ。さてどうだろう?
■青梅→奥多摩 電車なし移動プラン
さて、JR青梅線周辺を走る路線バスの類をチェックしてみると、意外にも線路に並行するバスがちょこちょこあるようだ。ただし青梅〜奥多摩を通しで繋ぐのではなく、一部の区間だけ並走するものが2路線ほど点在している感じ。
これらバス路線を組み合わせて何とかならないかとプランを練ってみたところ、物理的にバス路線が繋がらないのが、途中の御嶽駅から少し先〜川井駅までの約2km。ここだけはどうしても徒歩連絡になる。
それを踏まえ青梅→奥多摩方向で見て行くとして、行程プランの例を書き出すと……
【1】青梅駅前→(都営バス 梅01系統 玉堂美術館循環)→御嶽駅前 9.5km
【2】御嶽駅前→(徒歩1分)→御岳駅→(西東京バス 御10系統 ケーブル下行き)→中野 1.3km
【3】中野→(徒歩)→川井駅 2km
【4】川井駅→(西東京バス 奥31系統 奥多摩駅行き)→奥多摩駅 8.6km
※猛烈な早起きがお好きなら【1】と【2】は朝6:51発の西東京バス 御11系統 ケーブル下行きで代用可。
……の要領になる。バスの合計乗車時間は約31分+徒歩、運賃がIC利用で1,036円になる。ちなみに電車は距離18.7kmで所要時間40分前後、運賃は341円だ。







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