奈良県内全域と京都府の一部に路線を展開する「奈良交通」の特徴や保有するバスについてお伝えしているバス潜入レポート。前回の【その1】では、奈良県内、市内における路線バスのネットワークを紹介したが、言うまでもなく同社の運用形態は、高速路線、エアポートシャトルも行っている。
近くに大阪という大都市が控えるため、超長距離路線は見られないものの、東京、大阪、京都とのアクセスには、高い密度を誇っている。
構成・執筆・写真/加藤佳一(B.J.エディターズ)
写真協力/(K)柏田芳敬、(H)編集部、(N)奈良交通株式会社
※2019年7月発売「バスマガジンVol.96」より
【画像ギャラリー】奈良交通が所有するバスをイッキ見! バス会社潜入レポート 奈良交通【一般路線車編 パート1】
■高速バス路線は関東と名古屋へ
関西・大阪空港リムジンバスも
●宇陀川(うだがわ)
長距離夜行高速バスとして、奈良~新宿線、五條~新宿線、奈良~横浜・京成上野・TDR線を運行。昼行路線は奈良~名古屋線が運行されている。
●けいはんな学研都市(連節バス)
リムジンバスは奈良~関西空港線、学研都市・学園前~関西空港線、桜井・大和八木・高田市~関西空港線、および天理・奈良~大阪空港線を運行。
●椿台
学研都市~京都駅直通バスと深夜急行バス「はんな号」も高速バス車両によって運行されている。
●学園前駅
貸切バスは奈良貸切・大阪・京都の3営業所を拠点に営業。新幹線京都・新大阪駅を発着地に奈良県内を周遊する学生や企業の団体が多い。
募集型企画旅行の催行にも積極的で、全国で貸切バスの姿を見ることができる。
●和束町(わづかちょう)
また路線エリア内では企業・学校の契約輸送を数多く受託。小型車によるものはエヌシーバスが運行している。