東京から東北へ!! 京王バスから巣立った移籍バスたちの今


 事業者から事業者へ、ときには最北端から最南端へ転換も行なわれる、バスの移籍。バスマガジンの名物コーナー、“このバスはどこから来て、どこへ行くのか”を追跡調査する企画だ。今回は2000年代に入ってからの、京王バスの移籍車を中心に取り扱う。

バスマガジンvol.107(2021年5月発売)より
執筆・撮影/移籍調査委員会(立木将人・今関義高)/特記を除く

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KL-規制の中型系大量導入時代の京王バスはみちのりホールディングス各社を中心に移籍


●南部バス 八戸200か883 日野KL-HR1JNEE C20314 撮影者/今関義高
路線委譲の関係で、八王子所属のうち10台が途中で西東京バスに転籍し、そこから各地へと散った車両も存在する。これ以外には会津乗合・熊野交通・弘南バスに移籍例が見られる

 2000年代前半は導入車の多くが中型系に偏っていた時代で、特に日産ディーゼルのJP、日野のHRの10.5m中型系ノンステップは大量導入で一時期の顔とも言える存在だった。

 また、これらの車が十数年で除籍される頃から、茨城交通・福島交通・岩手県北など北関東から東北地方を中心に勢力を広げるみちのりホールディングス各社への再就職が特に多くなった。

●福島交通 郡山210あ7051 三菱KK-MK27HM B30315 撮影者/林翔太
16台のうち、福島交通には郡山支社にばかり7台が移籍した。このうち7060のみ早期に廃車されている



 現在も中型系大量導入時代の末期車を中心に除籍→移籍が続いており、熊本各社や鹿児島の例外はあるものの、しばらくこの傾向は続きそうだ。

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