ラストスパートは空いた車内から夕景を堪能。そして終着
フェリーを下りるとまた陸路の旅だ。交通量少ない九州の道をスイスイと走る。真玉海岸の美しき海岸線をしばらく走り、豊後高田市に到着した。昭和の街として名高いためか、ここで降車する人が目立つ。
次なる降車場所はさんふらわあが停泊している目の前、別府だ。ここまで同行していた年配者グループも含め、ほとんどの人が降車していった。さすが名高い温泉地、今夜はゆけむり漂う温泉街での楽しい宴会が待っていることだろう。
車内は一気に静かになり、陽の傾いた別府湾の海岸線は静かな旅のラストスパートとなった。大分市内に入ると、仕事から帰宅する市民の中に到着。
かつては利用者も多く盛況路線だったが、観光客中心で平日の都市間利用者は少なく運行は取りやめとなってしまったが、楽しい船旅と九州のバス車窓は思い出残る旅であった。
休日のみの運行としてでも再開されれば、また楽しい船旅とバス旅のコラボが復活するだろう。