三菱ふそう製バス 新しい生活様式に対応した換気システムの実験結果を公開


 三菱ふそうでは、新型コロナウイルス対策に向けたバスにおける新しい生活様式として、バス室内の密閉を防止し、室内の換気を行う「外気導入固定運転」を推奨している。

文:編集部/写真:三菱ふそうトラックバス(動画よりキャプチャ)


バス車内の換気を推し進める、「外気導入固定運転」を推奨

実験様の煙で車内が満たされたMSだが、4分半ほどでクリアな視界となった

 既報の「外気導入固定運転」に関して、室内の空気入れ替えに実際にかかる時間を計測した弊社による実験映像をこの度公開した。

 本実験では、三菱ふそう製大型観光バス「エアロクイーン・エアロエース」ならびにマイクロバス「ローザ」の停車状態および時速40kmでの走行中、そして大型路線バス「エアロスター」の走行中を想定した状態での室内の換気開始から完了までの様子と時間をそれぞれ収めている。

実験様の煙が充満しているMP。換気開始17秒後はまだ視界不良状態だが……
2分半ほどの全力換気で完了。ドアの開閉が多い路線車なら実装ではさらに良い結果となりそうだ

 同社による実験の結果、大型観光バスの場合で換気が開始してから完了するまでにかかった時間は、停止状態では4分30秒、走行状態では3分30秒となった。

 また、マイクロバスの場合は換気扇をOFFにした停止状態では5分、走行状態では3分で換気が完了するという結果になった。

小型のローザはダクトやベンチレーターが設けられていることから走行時の換気能力が高い

 さらに、大型路線バスの走行中を想定した状態での実験結果では、乗降時のドア開閉時の換気を含めると、2分30秒で室内の換気が完了となった。

 なお、路線バスにおいては、エアコンに外気導入モードはないものの、乗降時のドア開閉時換気で室内換気は確保されており、各路線バス事業者様で既に実施の一部窓開放で十分な更なる換気性能アップが見込まれる。