ひとつのバス事業者を掘り下げて紹介する、バスマガジンの名物コーナー。今回は2017年に遡って、3月発売号で掲載した、川崎市交通局編を振り返って紹介する。
川崎市には、藤子・F・不二雄ミュージアム、また市バスナビゲーターであるサンリオのハローキティなど、キャラクター導入もなかなか精力的に行っている。ハローキティは市バスキャラクターである「かわさきノルフィン」とのコラボバスも制作するなど、明るい街づくりに貢献している。
画像ギャラリーでは三菱ふそう車、日産ディーゼル車を紹介する。
(記事の内容は、2017年3月現在のものです)
構成・執筆・写真/加藤佳一(B.J.エディターズ)
※2017年3月発売「バスマガジンVol.82」より
【画像ギャラリー】川崎市交通局の所有するバスを詳しく見る! バス会社潜入レポート・川崎市交通局:編 その4【三菱ふそう車、日産ディーゼル車】
■路線限定で活躍する中型バス 貸切用にはワンロマ車を新製
■ギャラリーバス
狭隘路線では中型車も活躍。すべてノンステップバスである。台数は少ないものの、営業所別に車種選択をしていた名残で、いすゞ・日野・日産ディーゼルの3メーカーが在籍する。このうち日産ディーゼル製の1台は川崎病院線専用車で、ワンコイン運賃をアピールする特別デザイン(まもなく廃車される予定)。
いすゞ製の3台は藤子・F・不二雄ミュージアム線専用車で、藤子作品の人気キャラクターがボディに描かれている。また同路線に使用されていたポンチョ2台は、市バスカラーに変更されている。
■藤子・F・不二雄ミュージアム線 パーマン号
アクアライン高速線の開業時には、日産ディーゼルのスペースアローを2台新製。しかし同路線からの撤退に伴い、この2台を貸切に転用し、横浜市交通局から中古購入した日野セレガ1台、一般路線からの流用車2台も加えて、貸切バス事業を開始している。
現在はいすゞ製の大型ワンステップバスを1台、日野製の大型ワンステップバスと中型ノンステップバスを各1台、日産ディーゼル製の中型ノンステップバスを2台、貸切車として登録。このうちいすゞ車1台は貸切用として新製されたもので、ノルフィンラッピングを施されたワンロマ車である。
川崎市営のバスだとひと目でわかるテイストのラッピング車 バス会社潜入レポート・川崎市交通局:編 その3
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