福山市を中心に広島県東部に広く路線網を展開する現在の中国バスは、2006(平成18)年に設立された両備グループの事業者であり、法人格の上で別会社となる旧中国バスは経営破綻を経て清算されている。
ただし、バス事業は基本的に新会社へ引き継がれ、現在も同地域の公共交通の一翼を担っている。旧会社時代の平成初期は経営改善を目指し、しまなみ海道高速バスへの参入や中古バス導入による車両体質改善などに取り組んだ時期であった。
執筆/写真:石鎚 翼
※2021年3月発売「バスマガジンvol.106」より
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