■国際興業バス・幕を新調交換するたびに色使いがパワーアップしていった!!
私鉄グループに属さない国際興業バスの方向幕はレシップ式のバーコードタイプだが、その昔、CJMやBUの分割幕時代は羽深式を採用していた。しかも面白い事に前系統・側面・後面系統・後面行先の4点が連動し、前行先は目視による単動電動式であった。
バーコード式の表示機に変わった当初も前面のみ単動、側面と後面が連動というスタンスは、90年代半ばまで続いた。しかし、利便性向上のため側面と後面の相互表示をやめ3面連動にした頃、鉄道の延伸や住宅開発により路線再編が相次いだがバーコード式幕は切継ぎが難しく、シールによる変更も限界が来るため数年で所属全車両の方向幕を全交換せざるを得ない状況が続いた。
リフトバスや初期のノンステップバスの幕は特定の系統に車いすの挿絵が入った幕を使っていたり深夜バスは都営バスに似た黒ベタに黄色文字の幕で流星の挿絵が入っていたり、と幕を新調交換するたびに色使いがパワーアップしていくのがとても面白かった事業者である。