■記者が感じた1年間のまとめ
1年間、運転士として実際にやってみて感じたのは、決して高賃金ではないが居心地が良いということだろうか。要は「ゆるい」のである。もちろん富士急グループなので、すべての基準は富士急に準じていて、特に安全教育や啓蒙や事務方の運転士の管理については大企業グループなのできっちしているのは揺るぎのない事実だ。
バイトでも賃金体系以外は概ね正社員と同じ扱いだし、健康診断も富士急の社会保険加入の有無にかかわらず自己負担なく同じだ。教育や訓練も正社員とまったく同じだ。バイトでも正社員と同様の仕業を割り当てられるし、逆にママさん運転士のような時間に制約のある運転士は考慮して仕業を組んでくれる。
ゆるいと表現したのは、社内の雰囲気や運転士間の人間関係の話である。しかし記者の中ではこれが最優先であり、1年間とはいえ長続きしている最大の要因だと考えている。正直な話をすると、気が付いたら1年経過して2年目に突入していたのが実感だ。記者の記事を読んで、自分の目で確かめるべく営業所見学会に参加して、入社を決めた運転士が記者の知る限りでも数人はいる。
実数は記者が知る以上だとも聞いた。そういう方たちが無事に教育期間を終え独車して、よい意味での人間関係の「ゆるさ」を継承していただければ、賃金面は待てば海路の日和ありだ。もっとも、この賃金では生活できないと端からわかっている方は別を当たった方が良いのは言うまでもない。
そんな感想を持ってバス運転士日誌は2年目に突入する。運転する日数が多くないため、読者の皆様にお目にかかることはめったにないだろうが偶然にも見かけたら、くれぐれも「停車中に」気軽にお声がけいただきたい。「運行中は運転士にみだりに話しかけてはならない」ことになっているので、お問い合わせやお声がけは、乗車時や停車中あるいは交代時にお願いしたい。
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