フジエクスプレスで臨時運転士として乗務する記者のバス運転士日誌は、6月13日に行われた東京営業所見学会の模様をお伝えする。参加者や応募者に何を語ったのか。あるいはどんな質問があったのかを紹介する。
文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
(詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください)
■日勤で出勤
東京営業所見学会は概ね毎月行われ、記者はレギュラー参加するのだがこれには理由がある。これまでバス運転士日誌としてWEBや本誌(雑誌)でフジエクスプレスでの臨時運転士(アルバイト)の実際の体験を記事にしているが、実際の読者が参加するケースが多くなってきた。
そうすると、記事を書いた本人から本音トークを聞いた方がいいに決まっているし、むしろ記事を読んでやってきている参加者は記事を書いた本人に話を聞きたいのは人情だろう。もし記事と相違や齟齬あるいはもっと深く聞きたいことがあれば、その場で指摘できるし質問を重ねることもできる。
そういった理由で、記者は毎回参加することになっているのだが、実際の見学会では正社員の同僚運転士1名との2名で参加する。この2名は日勤扱いで仕事である。もっとも記者の場合は、こうして記事にするので、記者としての取材を兼ねることは会社側も理解してくれている。
こうして8時30分に出勤となった記者はバスを運行するときと同様にアルコールチェックや点呼を受け、運転体験をするための会場を作っていく。
■バスの移動と空間確保
運転体験は私有地である車庫内で行われるが、そのためには出庫しないバスを端に寄せて整理し、広い空間を確保しなければならない。同僚運転士がどのバスが何時に出庫するのかを把握しており、参加者を迎えに行く中型車2台と運転体験に使用する小型車1台を除いた車両を整理していく。
迎えに行くバスは洗車してきれいにし、同時に土曜日で運行しないシャトルバス等の車両を移動させる。暑い日だったので早めにエアコンを作動させて車内を冷やしつつ迎えに行くための出庫時刻等を確認して準備を整える。
田町駅に集合した参加者は採用担当者が現地で点呼を取っており、それに合わせて出庫する。今回は20名弱の参加だということなので、必要な社員や荷物を含めて中型路線車2台で田町駅に向かった。
■新しいプログラム登場!
見学会は毎回同じプログラムで進むが、今回から新しいイベントを取り入れた。参加者の前で模擬点呼をして見せるというものだ。これは記者の提案で採用されたプログラムで、当然ながら模擬点呼を受けるのは記者の担当になっていた。
正社員の同僚運転士は小型車の運転体験を実施する。2班に分かれて行うので、模擬点呼は2回行わわなければならない。運行管理者が点呼台に立ち、説明に沿って記者が血圧測定、体温計測、アルコールチェックの順でスタートする。
運行管理者がテスト用のアルコールを記者の口腔に吹いてもう一度チェックをするように指示したので、そのようにするとけたたましい警報音が鳴り響きアルコール検知数値が出た。実際にこの警報音は初めて聞いた。それはそうだろう。通常の勤務の際にこれを聞いてしまえば、数値によっては解雇されかねないのだ。
これらはすべて記録されるので記者の免許証は使用せずに、テスト用の社員番号を打ち込んで実施したのだが、聞くところによると警察が飲酒運転の取り締まりで行う検知器よりも相当に敏感でわずかなアルコールでも検知できる性能らしい。




コメント
コメントの使い方