東京都八王子市に本社を置き、西多摩地区から山梨県の一部に路線網を展開する西東京バスの潜入レポート。その第4回目では、ちょっとレアな車両とトレーラーバスなと変わりダネ車両を紹介。
ファンの被写体として大人気なのはUD社製。最新のダウンサイジング・エンジン車には無い存在感で地位を固めている。
2016年7月時点でのラインナップを振り返る。
構成・執筆・写真(特記を除く)/加藤佳一(BJエディターズ)
※2016年9月発売「バスマガジンVol.79」より
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■高速・貸切は日野セレガが中心 特定車には多彩な自家用タイプ
●多摩バスカラー 日産ディーゼル ADG-RA273KAN
B50607/八王子200か876 青梅営業所/一般路線
都市間夜行路線用の高速車はすべてトイレつき3列シートで、03年式がセレガRグランデッカー、09年式以降がセレガハイデッカー。
かつて廉価版夜行路線に使用されたトイレつき4列シートのセレガRハイデッカーは、空港連絡バスなどに転用されている。
また空港路線用に新製された車両にはセレガRミドルデッカー、セレガハイデッカー、エアロエースがあり、いずれもトイレ付き4列シートである。なお、4列シートの高速車の一部が深夜急行バスに転用されている。
貸切車には16年、60人乗りセレガハイデッカーが10台投入された。
●高速カラー 日野 QPG-RUIESBA
DH21277/八王子200か1621 恩方営業所/高速
また大学のスクールバスに使用される契約貸切車として、トイレ付き51・48人乗りのセレガとエアロエースが在籍し、そのほかの契約輸送用として、自家用タイプ・トップドアのガーラミオとレインボーがあったが、これらは貸切から特定に変更されている。
特定車の多くは明大中野中学・高校と工学院大学のスクールバスとして活躍している。
前中扉のツーステップ車が中心であるが、工学院大学用には同学から引き継いだ自家用タイプのレインボー、深夜急行バスから転用した長尺ワンステップバスなども使用されている。
特殊な車両として、日野製のトレーラーバスがある。蒸気機関車と客車をモチーフとしたもので、日の出町の温泉施設の送迎用として登場。96年に初代が製造され、現在は07年式の2代目車両が活躍中である。
おじゃまします! バス会社潜入レポート 西東京バス編【その3】
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