アクアライン経由の高速バスは小湊鐵道ならでは!! 地域に根ざした貸切バスも営業する

アクアライン経由の高速バスは小湊鐵道ならでは!! 地域に根ざした貸切バスも営業する

 ひとつのバス事業者を掘り下げて紹介する、バスマガジンの名物コーナー、バス会社潜入レポート。今回は2019年に遡って、5月発売号で掲載した、小湊鐵道編を振り返って紹介する。

 高速バスは東京湾アクアラインを経由して房総と都内・羽田空港・川崎・横浜などを直結。千葉県全域を事業区域とする一般貸切バス、地域密着の輸送を担う契約貸切バスも営業している。画像ギャラリーでは高速車と貸切車を紹介する。

(記事の内容は、2019年5月現在のものです)
構成・執筆・写真/加藤佳一(B.J.エディターズ)
※2019年5月発売《バスマガジンVol.95》『おじゃまします! バス会社潜入レポート』より(part2)

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■高速バスはアクアラインに展開羽田・成田空港連絡バスも運行

●茂原駅南口

いすゞ QTG-RU1ASCJ ■千葉200か3001 塩田営業所/高速 ジェイ・バスボディのいすゞガーラは2007年から導入。一部が九十九里鐵道に転出し、現在は16台が活躍している。3001はトイレつき54人乗りである

 97年には東京湾アクアラインが開通。木更津~川崎線の共同運行に加わった。

 アクアライン経由の高速バスとしてはその後、蘇我・東金・五井~羽田空港線、五井~横浜線、市原市役所~五井~新宿線、袖ケ浦~東京線、木更津~横浜線、木更津~羽田空港線、木更津~品川線、木更津~新宿線、木更津~渋谷線を運行開始。

 また三井アウトレットパーク 木更津と新宿、品川、川崎、横浜、町田などを結ぶ路線も開業している。

●いすみ市役所大原庁舎

いすみ市役所を後にするいすみ市内循環バス。外房線大原駅・太東駅などを経由しながら、現在は一般路線バスが走っていない旧大原町域を一周している

 外房地区発着路線としては、白子~東京線、茂原~羽田空港・横浜線、茂原~東京線、大多喜~羽田空港・品川線、勝浦~東京線を運行。東関東自動車道経由の路線としては、木更津~成田空港線、千葉~さいたま大宮線を運行。また千葉~白子間に千葉東金道路経由の急行バスを運行している。

 貸切バスは千葉県内の全域を事業区域としており、姉崎と長南を拠点に営業。自社企画の「赤とんぼツアー」が人気である。また企業や学校、病院などの送迎を行う契約貸切輸送も受託している。

●吉尾

興津駅から勝浦駅に向かうローカルバス。岬を縫うようにして細い旧道をたどり、沿線には「かつうら海中公園」や「海の博物館」などがあるが、乗客のほとんどは漁港の集落に住む高齢者である

■東金市に本社を置く兄弟会社『九十九里鐵道』

九十九里鐵道の路線バス

 東金市に本社を置く九十九里鐵道は、小湊鐵道の兄弟会社にあたる。1923年に設立され、1961年までは東金~上総片貝間の鉄道を営業。鉄道廃止後も「鐵道」の社名を踏襲している。1970年代に小湊鐵道と相互に株を持ち合う形となり、バスのボディカラーも小湊鐵道と同じデザインに変更されている。

 バス路線はJR東金駅を起点として、九十九里海岸沿いの町とJR八街(やちまた)駅に延びており、片貝駅および東金市北西部の住宅地と千葉駅を直結する急行バス「九十九里ライナー」「レイクサイドライナー」も運行。

 また本社営業所に小湊鐵道東金営業所が併設され、小湊鐵道の大網地区の路線の運行を受託している。

 車両は長年、日産ディーゼル車のみであったが、近年はいすゞ車と三菱車が加わった。また小湊鐵道との間で、相互に車両のやりとりが行われている。

九十九里鐵道の貸切バス
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