バス運転手から丸見えだぞ!! もう勘弁してくれ……絶対やめてほしい一般ドライバーの危険行為

■イヤホンしながら運転している人が増えている

運転中のイヤホン装着に関して道交法に規定はありませんが、自治体の条例で禁止される場合があります(Jacob Lund@AdobeStock)
運転中のイヤホン装着に関して道交法に規定はありませんが、自治体の条例で禁止される場合があります(Jacob Lund@AdobeStock)

 バスを運転していて目立つようになったと感じるのが、イヤホンを耳に入れながら運転している姿。イヤホンの色は線も含めて白色が多いようで、対向車線からかなり目立ちます。

 通勤時間をより快適に楽しく過ごすために大好きな音楽を聴くというのは分かります。エンジン音や走行音などの雑音が嫌という気持ちも分かります。ただ、現代のクルマでイヤホンを付けなければ音楽が聞こえないクルマはないと思います。

 イヤホンをすれば当然外の音は聞こえづらくなるわけですが、一番の問題は緊急自動車等の妨げになることです。

 例えば救急車が後ろから近づいてきた際、音に気づかなければ道を譲ることができません。当然救急車は目的地に着くのが遅くなります。

 譲る側としてはたかが1分1秒と思うでしょう。しかし救急車に乗っている人間にとっては命に関わる取り返しのつかない時間。もしあなたが運ばれている方の親族ならどう思いますか?

■違反の合わせ技で次の行動がまったく予測できない自転車

自転車は軽車両なので道交法の適用内。正しく自転車を利用している人にも迷惑がかかるので、マナーを守って乗ってほしいです(connel_design@AdobeStock)
自転車は軽車両なので道交法の適用内。正しく自転車を利用している人にも迷惑がかかるので、マナーを守って乗ってほしいです(connel_design@AdobeStock)

 歩行者や自転車に気をつけることは、毎朝の点呼時にも運航管理者から指摘されます。もちろん、事故映像を見る機会もあるのですが、正直「それは避けられないだろう……」という自転車の飛び出しと接触が後を絶ちません。

 左側前方を走っていたかと思えば、後ろを確認せずに道路を横切るケース、そしてイヤホン装着のスマホを片手にという合わせ技もかなり見かけます。合わせ技の人は注意がおろそかで挙動が安定しないため抜きづらいです。

 そんな時はクラクションを鳴らして注意したくなりますが、会社に文句の電話が入ればクレーム案件となり、運転手が懲戒を受けます。ある意味、理不尽な職業です。

 バスは巨体です。飛び出しがあれば対向車線に逃げるわけにもいかず、ブレーキにも限界があります。また、急ブレーキを踏めば乗客もケガをしますが、それも運転手の責任です。

 自転車は誰もが利用できる反面、残念ながら安全へのマナーが足りないのではないでしょうか。バスに轢かれれば自転車の本人は軽傷では済みません。

「道半ばで……」という残念な事故を少しでも無くしませんか? そんなことを考えながら、私は毎日安全運転に徹しています。

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