何もかもが“大らか”だった(と思われる)時代……約38年前の東急バス瀬田営業所はお宝すぎた!!

■“新型”だって輝いていた!

 1984年度から導入された初代エアロスターP-MP218Kは、当時はまだ最新型で、助手席側の確認窓が他にはない斬新なデザインで、ひときわ輝いて見えた。

エアロスターP-MP218Kの最初期に導入された車両。前面および後面方向幕脇がシルバーで、中扉は引き戸だ。後方に写るビルは営業所事務所で現在は移転している(許可を得て撮影)
エアロスターP-MP218Kの最初期に導入された車両。前面および後面方向幕脇がシルバーで、中扉は引き戸だ。後方に写るビルは営業所事務所で現在は移転している(許可を得て撮影)

 ただ、エアロスターも導入された年によって細かい差異があり、特に最初期に導入された1984年の車両は、前面および後面の方向幕脇が黒ではなく車体と同じシルバーで、中扉も引き戸だった。

 その翌年度からは黒色となり、中扉も4枚折戸になった。この4枚折戸、今では珍しくもないが、当時はこれが付いているだけで特別な印象を受けたものだった。

 個性的な車両が多く見られた1980年代の路線バスは、今写真を見返しても非常に面白かった。ただ、撮影しているものが意外と偏っていたり、枚数が少なかったりして、欲を言えば当時の自分に、もう少し多くの写真を撮影しておけ! と言っておきたかったものだ。

【画像ギャラリー】昭和の時代の1ページ……東急バス世田営業所にいた路線車(8枚)画像ギャラリー

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