■近そうで遠い羽田空港
川崎駅前をうろついて時間を潰し、30分後の空51系統に乗車。空港内ならどこで降りても結果は同じになるはずであるが、バスの終点になっている第1ターミナルまで乗って行った。
しかし、空51系統は一般路線バスかつ、川崎→羽田空港はそれほど離れていないイメージがあったせいか、バスの終点がなかなか見えて来ないのは意外。
時計を確認すると、いつのまにか1時間近く経っていた。後で時刻表を確認すると、標準の所要時間は50分。
なんと横浜YCAT〜羽田空港連絡バスの標準35分よりも長いと気付いて、空51系統が想像以上に乗り応えのある路線バスだと痛感させられた。
羽田空港といえば、新千歳空港や福岡空港と並び、お土産コーナーの物色が楽しい場所であるが、空51系統に予想外の時間を要したため、軽く見て回る程度に抑えて、そそくさと地下へ向かった。
ここから乗り換えるのは東京モノレール。下車する目標駅が空港快速の停まらない天王洲アイルのため、普通列車を利用する必要がある。所要時間は21分。
■知らないうちに押していた
天王洲アイルには、同駅前から品川駅港南口へ行く、都営バスの「品96系統」が通っており、それに目をつけた。
11:46にモノレールが天王洲アイルに到着。駅前の道路沿いに置かれたバス停まで歩いて向かい、時刻表に目をやる。
当日は土曜日。実はこの品96系統、平日こそ日中は10分おきくらいにバスが来るものの、土曜の11〜14時台は30分に1本しかない。
これまた11:43にバスが出発してしまったばかり。次は12:13と、また長めの待ちが発生した。品96系統は全区間が2kmないくらいの非常に短い路線で、歩いて品川駅まで行ける距離ではある。
しかし今回のルール上、ここで歩いて品川へ行くと2回連続で電車に乗ることになり、初日でチャレンジ終了となってしまう。
距離的にタクシーも使えるけれど、この後どう転ぶかが分からないので、まだカードを切りたくない。となればバスを待つしかないのです。
少し遅れて品96系統が来て、途中3つの停留所を経由しながら、ほんの数分のライトな都営バスの旅。到着したのが12:20をちょっと回ったあたり。
3時間あれば余裕だろうと思っていて、気付いたらえらく押していたのを通り過ぎて、本気で時間ギリギリに。
12:13発の品96系統を逃していたら、品川より先の行程を再考しないとダメだったところだ。だとすると金銭的な損失が出ていただろうし、いや、あぶない危ない……。
京急線にそのまま乗ってくれば、横浜→品川まで25分くらいで来られるところをガッツリ3時間に迫る勢い。
油断してもしなくても、しこたま時間を食われていくのが、電車/バス交互乗り継ぎ旅の怖いところなのだ。(つづく)
■1日目前半の行程
【電】横浜→(京急線快特)→京急川崎→(徒歩)→川崎駅前
【バ】川崎駅前→(京急バス 空51系統)→羽田空港第1ターミナル
【電】羽田空港第1ターミナル→(東京モノレール)→天王洲アイル
【バ】天王洲アイル→(都営バス 品96系統)→品川駅港南口
・運賃小計:1,208円
・乗車時間:1時間26分
・待ち時間:1時間27分
・移動距離:38.9km
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