■ついでに奥多摩湖観光できます
奥12系統の奥多摩駅→小菅の湯方向で経路を見ていくと、奥多摩駅の駅前通りを出てすぐの交差点を右折、いわゆる青梅街道の国道411号を走り、しばらく進むと進行方向左側に奥多摩湖が広がる。
そのままレイクサイドに沿いながら累計15km。予備知識なしで読めたら凄い「留浦(とずら)」バス停まで向かう。ここまでは丹波山村方面の奥09・10系統と経路がほぼ共通だ。
そのため、先に奥09・10系統で奥多摩湖周辺まで行き途中下車して散策、後から来る奥12系統を捕まえて小菅村方面へ移動……といった使い方もできる。
奥09・10系統がさらに都県境へ向けて西へ進んでいく一方、奥12系統は折り返して1.3kmほど来た道を戻る。
奥多摩湖の西寄りにかかる、こちらも何気に難読の深山橋(みやまばし)交差点を右折して橋を渡り国道139号に移ると、あとは終点まで139号をメインルートに進んでいく。通る道は基本2種類と至ってシンプルだ。
都県境は奥多摩湖を後にして少し進んだ地点。バスの車内アナウンスでも山梨県に入る旨が紹介され、県境越えのムードを演出してくれる。進行方向左側に山梨県の標識が立っているので、通過の瞬間こちらも押さえておきたい。
■シンプルな経路が織りなす美味な景色
全区間が25.8kmあるうち、山梨県内の走行距離は7.2km。路線バスで7kmとなれば単独の1路線に相当する長さ(うちの地元で普段よく乗る路線は全区間約4km…)な気もする。
とはいえ、相対的にアウェー側ではそれほど長い距離を走らないという見方をするなら、他の県境越え系バスとおおむね同じ御約束に則っていると言えそう。
終点の小菅の湯までの所要時間はダイヤ通りで60分ぴったり。後乗り・前降りの運賃後払い方式で全区間乗車すると1,030円だ。現金のほか交通系ICカードが使える。
背景に続く見事な山々や人造湖が醸す独特な水場の空気感、国道といえど狭隘さ際立つ道筋をバスで通り抜けるダイナミズム、これは歩くの大変だとダイレクトに思わせる高低差、行く先に控えるのは温泉などなど。
本数が少ないため、着いた先の足をしっかりチェックしておくのは欠かせないにせよ、奥12系統の乗り味はなかなかのもので、山系バス路線が持つおいしさを一通り楽しめる好路線だ。
【バス路線の基本データ】
西東京バス 奥12系統(奥多摩駅〜小菅の湯)
・跨ぐ県:東京都 → 山梨県
・移動距離:25.8km
・所要時間:60分
・全区間の運賃:1,030円
・停留所の総数:53
・鹿児島県内の区間距離:7.2km
・鹿児島県内の停留所の数:12




















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