新型コロナウイルスによる外出自粛で、多くの業界が打撃を受けた。バスを含む交通業界もそのひとつだ。しかも、乗客が急減しても「走り続けないといけない」使命も負っている。当然、走れば走るほど赤字は膨らむ。
そもそも、地方の路線バス事業は赤字基調で、それに「コロナ」が輪をかけた。まさに「交通崩壊」の一歩寸前。
そこで、交通事業者や大学の研究者、コンサルタントら有志による団体が立ち上がった。オンラインで緊急フォーラムを開催し、業界の現状や今後必要となる取り組みを議論し、支援を訴えたのだ。バスやタクシー事業者、自動車メーカーら800人以上が参加した大型フォーラムの内容を紹介する。
文/写真:バスマガジン編集部