京成バスと千葉中央バスでは、新型コロナウイルスに対する高い有効性が確認された無光触媒を使用し、乗合・貸切バス計982両に11月16日(月)より順次施工を開始した。
文:バスマガジン編集部/写真:京成バス
2社合わせて982台の車両に順次施工
京成バスと千葉中央バスでは、新型コロナウイルス感染拡大防止対策の一環として、去る11月16日より、高速バスを含む乗合バスと貸切バスについて、両社合わせて計982両の車内に、新型コロナウイルスに対する有効性が確認された、無光触媒を用いた『抗菌・抗ウイルスコーティング』を順次施工している。
京成グループのバス各社では、国土交通省や厚生労働省からの要請、および日本バス協会が定めるガイドラインなどを踏まえ、新型コロナウイルスの飛沫感染や接触感染の防止をはじめとした感染拡大防止に取り組んできた。
そしてこの度、これまでの清掃・消毒に加えて今回の施工により、バス車内の接触感染対策を更に強化するもの。
施工内容は乗客・乗務員が手を触れる機会の多いつり革、手すり、降車ボタンなどをはじめ、ガラス、壁面、座席シートなどの車内全体に無光触媒を専用スプレーガンで噴霧。
使用する触媒は無光触媒「SKYBE-783」という名称で、その特徴として光が無い夜間でも、付着するウイルスや菌を不活化するもの。無臭・無害で人体への影響は無く、1度の施工により最大5年程度効果が持続する。
その効果は「新型コロナウイルス(SARS‐CoV‐2)」ISO18184、およびISO21702に準拠した第三者機関の試験結果により、99.9%以上の減少効果が確認された。