西日本鉄道では、2021年11月1日より、福岡と大分市内を結ぶ高速バス福岡~大分線「とよのくに号」の一部便において、福岡空港(国際線)への乗り入れを開始する。今後の観光やビジネスの活発化により需要が高まると見越しての福岡空港乗り入れのようだ。(国土交通省への認可申請中)
文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
【画像ギャラリー】とよのくに号の一部が福岡空港国際線へ乗り入れを開始!
スーパーノンストップ「とよのくに号」が福岡空港へ!
西鉄によれば、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、テレワークの普及や出控えなどの生活様式の変化を受けバス事業は非常に厳しい状況が続いているなかで、今後はコロナワクチンの普及を受け、観光やビジネスの利用が少しずつ活発化することが期待されているとのこと。
大分市内・福岡空港間は、これまで公共交通機関を利用する場合は乗り継ぎが必要だったが、利便性向上のため福岡空港(国際線)への乗り入れを実施する。福岡空港への乗り入れは1日6往復で、約2時間15分で中央通り(トキハ前)~福岡空港(国際線)間を結ぶ計画だ。
福岡空港への乗り入れによる総運行数は変わらず、平日は現行24往復のうち6往復が福岡空港経由に18往復がスーパーノンストップになる。土休日は現行22往復のうち6往復が福岡空港経由に16往復がスーパーノンストップになる。
国内線ターミナルへは無料のシャトルバスを利用するように案内されている。なお、別府行きの「ノンストップ便」は現状で福岡空港国際線に乗り入れているために変更はない。