三菱UFJフィナンシャル・グループは、 水素を燃料として走行する燃料電池バスの普及に向け、東京都交通局・大阪シティバス・南海バスへグループ5社より寄付をした。
文:三条桐葭
編集:古川智規(バスマガジン編集部)
運行開始は2-3月から
同グループでは燃料電池バスの導入を推進する東京都交通局ならびに大阪府の「令和3年度 燃料電池バス導入促進事業費補助金」の交付決定を受けた大阪シティバス、南海バスの3社に対して6年間で総額約2億円(企業版ふるさと納税による大阪府への寄付含む)の寄付を実施し、各バス事業者は2022年3月までに合計3台の燃料電池バスの導入を予定している。
東京都交通局では2月中旬に都05系統(東京駅丸の内南口~東京ビッグサイト)で運行を開始する予定。また大阪シティバスでは住之江営業所管内(大阪市南部)で3月下旬から、南海バスでは関西国際空港内(第1ターミナルビル~展望ホール他)で3月中旬からそれぞれ運行を開始する予定だ。
東京都交通局の資料によると、乗車定員は運転士・立席・座席を含めて79名。水素タンクの容量は600リットルで使用圧力は70メガパスカル(約700気圧)だ。東京都交通局においては走行位置や運行情報を都バス運行情報サービスのラッピングバス検索「三菱UFJフィナンシャル・グループ」、「燃料電池バス(MUFG)」で確認できるので、乗りバスや撮りバスに活用してみてはいかがだろうか。
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