巡る際に専用アプリで訪問済フラグを立て忘れると凹む「道の駅」。基本マイカー向けの施設ではあるものの、公共交通機関のアクセス手段だって最低限用意されているのでは?……そのあたりどうなっているのか、全国道の駅の公共交通カバー率を調べてみようと考えた話の第13回目はあの大物が登場!
文・写真:中山修一
(バスマガジンWeb/ベストカーWebギャラリー内に、北海道内の一部道の駅の現地撮影写真があります)
■北海道の「道の駅」事情
2025年6月13日現在のところ、全国合計1,230カ所(駅)もの道の駅が登録されている。
1回ではまとめ切れないため、都道府県別に分けてリサーチを進めていくとして、今回は北の大地・北海道にある道の駅を見てみよう。
北海道は道の駅が日本で1番多いエリアとなっており、2025年6月現在での合計が何と129駅。第2位に位置している岐阜県の55駅を大きく引き離すダントツの数だ。
マイカーやレンタカーを駆りローラー作戦で回ろうとしても、そう簡単にはコンプリートまで至らず、飛び抜けた攻略性の高さが北海道エリアの特色といえる。
本シリーズでは通常、該当エリアにある道の駅の一覧を記しているが、今回に限ってはさすがに数が多く、全て書き出すと長くなりすぎてしまうため、一部条件を除いて割愛した。
■北海道・道の駅の公共交通機関カバー率
いつも通り、道の駅の近くに電車の駅やバス停などの乗り場が置かれているかを、マップもしくは現地へ様子を見に行って確認(取りこぼし御免!)。
道の駅から実距離で周辺300mの範囲を「最寄」に見立てて、それより遠い場所はアクセス手段の対象外とした。
道の駅最寄りへ行く各種交通機関の運行ダイヤなど具体的な利便性については不問。バスが1日1本のところも「あり」にカウントしてある。
公共交通「あり」の結果のうち、電車ありに該当した施設のみ道の駅名に加えて、最寄駅の名称を「:」を挟んで記してある。
書式の都合で「電車」と「バス」を分けて記してあるが、電車とバス両方選べる道の駅の場合、総合カバー率では1つにまとめてカウントする。
分母の数が大変多いエリアということで、結果次第でこれまでの平均値が大きく左右しそうな、ゲームチェンジャーな一面を連想させてくれる。気になる結果やいかに!?
【電車あり】6/129駅 5%
(1)おといねっぷ:音威子府
(2)★はなやか小清水:浜小清水
(3)びえい「丘のくら」:美瑛
(4)夕張メロード:新夕張
(5)★わっかない:稚内
(6)☆みそぎの郷 きこない:木古内
★はJR線の駅併設型
☆は新幹線駅からアクセス可能
【バスあり】109/129駅 84%
(※)一覧省略
【公共交通なし】20/129駅 16%
(※)一覧省略
■驚くほど高かった!? 北海道・道の駅の公共カバー率
北海道の道の駅といえば、最高に人里離れた自動車旅のムード抜群なロードサイドに営業している施設もごく普通にあるため、実のところ公共交通のカバー率となれば「4割くらいかな?」と予想していた。
ところが、集計してみれば北海道の道の駅公共交通アクセスの総合カバー率は何と84%。他の県では今のところ70%前後がレギュラーな値になっているが、分母の数が多い割に北海道が平均以上だったのは驚きであった。
カバー率の高さでは暫定2/13位で、過去に集計した東京都・高知県・沖縄県(いずれも100%)と山口県(79%)の間に収まるパーセンテージだった。
新幹線を含めたJR線の駅に併設もしくは300m以内の徒歩圏内に、道の駅が6カ所ほどあるのも北海道エリアの特徴に思える。
また、ここでは例によって300mルールにかかり「公共交通なし」となったものの、それほど無理なく歩いて行けるであろう1km台まで範囲を広めると、合わせて122駅が該当するようになり、この条件下でのカバー率は約95%ものハイスコアを叩き出してくれる。
これまでにチェックした都道県を振り返ると、北海道(84%)、青森県(68%)、岩手県(67%)、群馬県(76%)、東京都(100%)、三重県(67%)、愛知県(67%)、島根県(72%)、山口県(79%)、徳島県(78%)、高知県(100%)、熊本県(75%)、沖縄県(100%)といった具合で、暫定の全国平均カバー率は79.5%だ。
【画像ギャラリー】北海道道の駅フォトコレクション(13枚)画像ギャラリー






















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