公共交通機関で移動中もマスクは欠かせない日々が続くが、起きて何かをしている最中はさほど気にならないマスクも、寝ている時間となればかなり呼吸の抵抗になる。
同時に夏の暑い季節に外でマスクを付けると汗だくになりこれも困った問題である。そんな時に最適なアイテムを紹介しよう。
文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
【画像ギャラリー】ノーマスク級の呼吸のしやすさで快適なバスライフを!
夏用マスクは通気性を重視
高速バス乗車中は、乗車時間が比較的長いこともあり眠ってしまうことも多い。エアコンが効いているので暑くはないものの、寝てしまえばマスク装着状態ではかなり苦しい。夜行バスならなおさらだろう。
紹介するのはNolookが販売する「バルザーリ バルマゼロ オールメッシュマスク」。かなり分厚いクッションのような構造のマスクだ。
しかし装着してみてもマスクなしの時とさほど呼吸は変化しない。つまりノーマスクと同じ感覚で呼吸ができるということだ。それだけ通気性が良いことになる。クッションのような感覚はメッシュ構造にある。
通気性とマスクの機能性を確保するためにはこの厚さは仕方のないことだが、代償として繰り返し洗って使用する際に必要な速乾性を手に入れた。
各種色柄を含めると数十種類あるので、選ぶのにも困るだろうが概ね1000円を切る価格帯なので複数持っていて損になるものではないだろう。同社のホームページ上では「 SOLD OUT」表示が散見されるが、定期的に入荷しておりその都度在庫を反映させているのでチェックしてほしいということだ。
夜行バスでは安眠アイテムに!
現在の公共交通機関で開放区画の夜行で一晩眠るとなれば、サンライズの普通車指定席か夜行高速バスくらいだろう。
国内線航空便に夜行はないし、フェリーは1泊以上するが個室タイプが多くなり雑魚寝でもパブリックスペースが広く外に出ることができるからだ。
いくらバスのエアコンの換気能力がすごいといっても、マスクを外すわけにはいかないので、昼行バスの中で眠ってしまうバスファンは少ないのかもしれないが、夜行ではそうもいかない。
暑さではなく呼吸のしにくさでの寝苦しさはどうしようもないので、公共交通機関安眠アイテムとしても重宝しそうだ。本来は夏向けあるいはスポーツ選手向けの商品だが、快適なバスライフのためには使わない手はないだろう。