バス好き必見!! 沖縄返還の生きる教材”ナナサンマルバス”が引退へカウントダウン!?

■730バスは現在も元気に実用稼動している

 そんな730バスは現在、那覇バスと東陽バスの2社が1台ずつ特別整備を施し動態保存している。製造から実に42年目である。検査などもあるが、毎週日曜の午前中を基本に定期路線で運行されている。これは車両の機能を維持する目的もある(東陽バスは祝日も運行)。

沖縄バス730車の乗車中に東陽バスの730車とのすれ違い。730ファンには最高のタイミングとなった

  730から40周年を記念するイベントで封鎖された海中道路を、旧車と共に沖縄バスの730バスが乗客を乗せて右側通行した事もあるが、730車は新製回送時などでしか右側通行を経験していないので、別の意味で非常に貴重な機会だったのではないかと思われる。

  歴史の生き証人である730バスから見る沖縄の景色や走りっぷりは体験しておいて損はない。新製当初から冷房も搭載されており、蒸し暑い沖縄の夏でも快適に乗車出来る。

 外から見るだけではなく、ぜひとも乗っていただきたい。一度引退した保存車ではない、現役のモノコックバスの走りがそこにはある。

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バスマガジン Vol.126は9月20日発売!! 美しい写真と詳細なデータ、大胆な企画と緻密な取材で読者を魅了してやまないバス好きのためのバス総合情報誌だ!!  巻頭の[おじゃまします! バス会社潜入レポート]では、東急バスを特集。東京都から神奈川県において都市部から住宅地、田園地帯まで広いエリアを綿密なネットワークを展開、さらに高速路線バスやエアポートリムジンも大活躍。地域住民の足としてはもちろん、首都圏の動脈ともいえる重要な存在だ。  続く特集は、ついに日本に上陸しさらに種子島での運行が決まった、ヒョンデの電気バス[ELEC CITY TOWN]の試乗インプレッション。日本におけるヒョンデの本拠地である横浜・みなとみらい地区で、徹底的にその性能を確認した。  バスの周辺パーツやシステムを紹介する[バス用品探訪]では、なんと排出ガスからほぼ煤が出なくなるというエンジンオイルを紹介。この画期的な商品「出光アッシュフリー」について、出光で話わ聞いてきた。  そして後半カラー特集では、本誌で毎号、その動向、性能を追跡取材してきた「カルサンe-JEST」。このトルコ製小型電気バスがついに、運行デビューを果たした。その地は長野県伊那市と栃木県那須塩原市。今後の活躍が期待される出発式を紹介する。