■730バスは現在も元気に実用稼動している
そんな730バスは現在、那覇バスと東陽バスの2社が1台ずつ特別整備を施し動態保存している。製造から実に42年目である。検査などもあるが、毎週日曜の午前中を基本に定期路線で運行されている。これは車両の機能を維持する目的もある(東陽バスは祝日も運行)。
730から40周年を記念するイベントで封鎖された海中道路を、旧車と共に沖縄バスの730バスが乗客を乗せて右側通行した事もあるが、730車は新製回送時などでしか右側通行を経験していないので、別の意味で非常に貴重な機会だったのではないかと思われる。
歴史の生き証人である730バスから見る沖縄の景色や走りっぷりは体験しておいて損はない。新製当初から冷房も搭載されており、蒸し暑い沖縄の夏でも快適に乗車出来る。
外から見るだけではなく、ぜひとも乗っていただきたい。一度引退した保存車ではない、現役のモノコックバスの走りがそこにはある。
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