泉質はナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉
この温泉の泉質はナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉(弱アルカリ性 低張性温泉)で、源泉を利用している施設はここだけだ。一般的な温泉の効能はもちろんだが、最近はコロナの影響で、マスクが欠かせないことによる肌荒れには良い。温泉で何度も顔を洗い流して風にさらせば、結構回復したのでお試しのほどを。
館内に入ると手をエタノール消毒をして靴を脱ぎ下駄箱に入れる。10円のコイン式なので10円がかかる。次にサーモカメラの前を通過して体温測定を行い、自販機で入浴券を購入する。大人650円。下駄箱のキーと入浴券をフロントに出せばロッカーキーをくれるので脱衣場に入る。後は一般的な銭湯と同じだ。
江戸っ子には物足りない?
温泉の源泉温度は摂氏38度なので、真偽のほどは定かではないが、熱い風呂が好きと言われる江戸っ子には物足りないかもしれないが、露天風呂では長湯ができるので、風を受けてゆったりと出張の疲れをいやしていただきたい。
温泉を出ると広大な畳敷きの休息室があるので自由に使用して構わない。また中庭には無料の足湯があるので、これだけを利用するのであれば無料だ。喫煙所も中庭にある。さらに施設の奥には「筑豊ラーメン山小屋」の店舗がある。
福岡からバスだけでもアクセス可能
帰りのバスのダイヤはあらかじめ確認しておきたいが、それでも時間がある場合は道路を挟んで向かいにある物産店をのぞいてみたい。ここで売られている地元でとれた新鮮な野菜等は激安で、遠くまで持ち帰るのは現実的ではないにしても、お土産品になる特産品もあるので時間があれば行ってみるのもいいだろう。
帰りの時間になると送迎バスに乗車するお客さんがフロント付近や休憩所で待っていて、バスが到着すると乗りこんでいく感じだ。金田駅から平成筑豊鉄道に乗車する場合は直方に出ることもできるし、日豊本線の行橋に出ることもできる。
ライトなバスファン向けとしては福岡から高速バス、小倉から特急バス、黒崎から急行バスで直方まで行き平成筑豊鉄道利用がおススメ。ディープなバスファン向けには、西鉄天神高速バスターミナルから筑豊特急バスで西鉄後藤寺営業所、または伊田駅で乗り換えれば金田駅まで行くことができる。
乗り継ぎの連絡にもよるが、たっぷり2時間以上はかかるバスファン向けの旅だ。また送迎バスや巡回福祉バスとの接続も確認の上で利用したい。
県外利用者は少ないのが魅力か?
交通の便が決して良い場所とは言えないので、利用者のほとんどが地元か近隣の自家用車利用だが、交通機関をよく調べて準備すれば福岡市や北九州市から行けない距離ではない。
地元の人が多く利用する温泉を訪ねるのも旅の醍醐味だ。出張であれば秘湯に何時間も徒歩で行くことはできないので、こういう温泉地が程よい立ち寄り先としてはおススメだ。
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