名阪近鉄のバスファン向けツアー! 今回は3台乗り比べだ!!

名阪近鉄のバスファン向けツアー! 今回は3台乗り比べだ!!

 バスファン向けのツアーを次々と出してくる名阪近鉄旅行がまた新しいツアー「バス好きの聖地!名阪上野ドライブインお別れ会と三重交通伊賀営業所,キタモリ交通の車庫見学」を企画したようだ。閉店される名阪上野ドライブインにお別れを告げ、あわせて近隣の三重交通、キタモリ両社で名物車両を見学する特別ツアーが開催される。

文:三条桐葭
編集:古川智規(バスマガジン編集部)

【画像ギャラリー】名阪近鉄のバスファン向けツアー!今度は3台乗り比べて名阪上野ドライブインへ(4枚)画像ギャラリー

ドライブインとは懐かしい響き?

 昭和41年の開業から長く親しまれてきた名阪上野ドライブイン(愛称:忍者ドライブイン)が、2022年3月末で55年にわたる歴史に幕を下ろす。様々なバス会社が集まる場所としても有名で、関西や中部をはじめとする多くのバスがここを訪れてきた。このドライブインを訪ねるとともに、3台のバスを乗り比べるツアーだ。

 現代では高速道路網が発達しているので自動車での休憩はパーキングエリアやサービスエリアが常識だ。一般道路であれば道の駅があるが、整備されたのは最近の話だ。

キタモリ交通リフト付きバス(日産ディーゼル・富士重工)
キタモリ交通リフト付きバス(日産ディーゼル・富士重工)

 昔は国道を中心とした幹線道路には「ドライブイン」という民間のパーキングスペースがあり、店舗を利用してもらうことで運営していた。

 しかし幹線道路の拡張や高速道路網の整備等の理由によりドライブインの数は減少しており、名阪国道にある当ドライブインも閉店することになった。名阪国道は国道25号線のバイパスで三重県亀山市と奈良県天理市を結ぶ自動車専用道路(無料)である。

ツアーは名古屋発着で3月26日出発

 ツアー催行日は2022年3月26日(土曜日)で、旅行代金は昼食込みで13000円。発着場所は名古屋駅だが、無料駐車場がある名阪関ドライブインからの参加も可能だ。ツアー行程は次の通り。

三重交通(シークレットなので参考画像)
三重交通(シークレットなので参考画像)

 名古屋駅0840集合・0900出発-名阪関ドライブイン1000出発-三重交通伊賀営業所(車庫見学・撮影会)-名阪上野忍者ドライブイン(昼食)-キタモリ交通本社営業所(車庫見学・撮影会)-名阪関ドライブイン1630-名古屋駅1730

3台のバスに乗車!

 名古屋駅の発着には名阪近鉄のバスが担当するが、三重交通伊賀営業所から名阪上野ドライブインまでは三重交通のバスに乗車、さらにキタモリ交通本社営業所まではキタモリ交通のリフトバスに乗車する。

 名阪近鉄は日野セレガのワイドシート車、キタモリ交通はリフトバス51号車と公表されているが、三重交通はどのバスが来るのかはシークレットになっていて公表されていない。つまりここだけは当日のお楽しみというわけで、1日で3台を貸し切るバスファンには楽しそうなツアーだ。

【画像ギャラリー】名阪近鉄のバスファン向けツアー!今度は3台乗り比べて名阪上野ドライブインへ(4枚)画像ギャラリー

最新号

【9月20日発売】巻頭特集は「東急バス」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン126号!!

【9月20日発売】巻頭特集は「東急バス」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン126号!!

バスマガジン Vol.126は9月20日発売!! 美しい写真と詳細なデータ、大胆な企画と緻密な取材で読者を魅了してやまないバス好きのためのバス総合情報誌だ!!  巻頭の[おじゃまします! バス会社潜入レポート]では、東急バスを特集。東京都から神奈川県において都市部から住宅地、田園地帯まで広いエリアを綿密なネットワークを展開、さらに高速路線バスやエアポートリムジンも大活躍。地域住民の足としてはもちろん、首都圏の動脈ともいえる重要な存在だ。  続く特集は、ついに日本に上陸しさらに種子島での運行が決まった、ヒョンデの電気バス[ELEC CITY TOWN]の試乗インプレッション。日本におけるヒョンデの本拠地である横浜・みなとみらい地区で、徹底的にその性能を確認した。  バスの周辺パーツやシステムを紹介する[バス用品探訪]では、なんと排出ガスからほぼ煤が出なくなるというエンジンオイルを紹介。この画期的な商品「出光アッシュフリー」について、出光で話わ聞いてきた。  そして後半カラー特集では、本誌で毎号、その動向、性能を追跡取材してきた「カルサンe-JEST」。このトルコ製小型電気バスがついに、運行デビューを果たした。その地は長野県伊那市と栃木県那須塩原市。今後の活躍が期待される出発式を紹介する。