名阪近鉄バスは、住江織物とのコラボでバスシートモケットを使用したクッションと座布団を数量限定で販売する。名阪近鉄といえば日野。この商品も日野セレガのモケットを使用したものだ。詳細を見てみよう。
文:三条桐葭・編集:古川智規(バスマガジン編集部)
【画像ギャラリー】日野セレガのモケットを使用したクッションと座布団が数量限定で登場!
再利用なのに新品とは?
名阪近鉄バスでは概ね10年をめどに車内のリニューアルを行っている。その際に新しく張り替えたシート生地の余りを再利用してクッションと座布団に仕立てた。よって廃車発生品ではなく、余り物とはいえ新品のモケットを使用している。
本品が作られる元になった車両は、名阪近鉄バスの2010年式日野セレガ(型式:PKG-RU1ESAA)で、大垣営業所に所属する「岐阜200か1984」と出自がはっきりしているのがプレミアム物だ。
背当てクッションは43cm×43cmで価格はいずれも税込み5500円。いす用の座布団は40cm×40cmで4400円だ。モケット柄はメーカー標準ではなく、名阪近鉄バスオリジナルのシート柄で、ともに両面モケット。
バス会社と乗り物用内装メーカーがコラボして、発生する新品の余り生地を利用して仕立て上げたクッションや座布団は、前述の通り使用車両が明確にわかってるので、もし実車を見たり乗ったりする機会があれば親近感は相当なものがあるだろう。いつでもどこでもセレガのシートがそばにある生活はいかがだろうか。