バス停散策、今回は西鉄バス北九州の「荒生田公園下」停留所に行ってみた。どちらかというと「バスのいる風景」撮影だが、当地でそろう北九州のお土産物もあるので、撮影のついでに名産物までゲットしてみてはいかがだろうか。
文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
【画像ギャラリー】バスのある風景を撮影に行ったら西鉄ローザがやってきた!~荒生田公園下~(15枚)画像ギャラリー荒生田って何て読む?どこにある?
荒生田は「あろうだ」と読み、北九州市八幡東区にある。旧西鉄北九州線の路面電車が走っていた電車通りにあり、黒崎や小倉からの特快が停車するほか、となりの七条バス停には福岡-北九州線の高速バス「いとうづ号」が停車する。七条は歩いてもすぐの距離だ。
よって当停留所の前は路線車、連節車、高速車が通過するので撮影には困らない。小倉方面行バス停の横に流れる川は「板櫃川(いたびつ)」と称し、歩道・車道を含めて比較的多く架橋されていて、河川敷が遊歩道化されているので川を含めての撮影もおススメだ。
もう一つのバス停
バス停の前にある歩道専用の橋を渡ると住所は「荒生田」から「高見」になるが、ここにある商業施設が「スピナラソリエ高見店」だ。大きなスーパーマーケットを中心とした複合施設と考えればよい。
西鉄系のスーパーなので荒生田公園下バス停から橋で直結にもかかわらず、スーパーの横に「スピナラソリエ高見店前」停留所がある。経由地は幹線道路上にある荒生田公園下バス停とは異なるし本数も少ないが、小倉駅バスセンター行きのバスも発着する。
え、新型ローザ?
「スピナラソリエ高見店前」発着の55番(七条フィーダー線)は、「八幡東ニュータウン第一」行きのバスが毎時1-2本出ている。
この路線は八幡東区の比較的高台のニュータウンから当地へのお買い物や、七条で小倉・黒崎あるいは福岡方面への乗り継ぎ需要のための路線で、既存の路線が廃止・短縮されて西鉄バス北九州所属バスとしては唯一の新型ローザ2台により運行されている。(北九西鉄タクシーに移管されたマイクロバス路線は他に存在する)
ローザはマイクロバスなので定員が少なく立席ができる構造でもないので座席定員制だ。側面方向表示器も乗降ステップもしっかりと付いているし、ICカードも使える。車内でICカードや1日乗車券を発売できないくらいで、ほぼ西鉄の路線バスと同じ機能を有している。
いわゆる「スマートループ」塗色でデザインは路線バスと同じものだ。この路線は青葉営業所の担当なので営業所表示も車番もきちんと入っているのだが、3月12日から青葉営業所の廃止にともない運行が北九西鉄タクシーに移管される。