2025年10月4日(土) にバス運転手を目指す方向けの就職イベント「どらなびEXPO2025秋・名古屋」が名古屋市で開催される。「今からでもバス運転手になれるのかな…」「地元で長く働ける仕事を探したい」「年齢的に転職は難しいのでは?」 そんな不安や疑問を持つ方は特に相談に行きたいイベントのようだ。
文:古川智規(バスマガジン編集部)
(詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください)
■転職前のサポートもしてくれる?
「どらなびEXPO2025秋・名古屋」は入場無料のイベントだ。イベント参加は事前予約した方がスムーズだが、スマホで3分で完結する。当日参加もOKだが混雑が予想されるため、主催者によると事前予約がおすすめだそうだ。
普段はなかなか会えない中部エリアのバス事業者が多数出展する。担当者や現役運転手と直接話せるので、ネットや求人票だけでは分からないリアルな情報を聞くことが可能だ。サポートが充実しているのも頼もしい。転職講座として、どんな準備をすれば採用されやすいのかや、免許取得や会社選びのポイントを解説してくれる。就職相談コーナーでは履歴書の書き方や面接での話し方を専門スタッフがサポートする。
シミュレーター体験は実際の運転をイメージできる体験コーナーで、大型車に不安がある方も安心できるだろう。教習所コーナーでは、大型二種免許の取り方や、費用を会社が支援してくれる制度について詳しく紹介する。
特設ステージでおこなわれるトークセッションでは、現役の運転手や人事担当者から仕事のやりがいや職場の雰囲気を聞ける。女性・外国人向けコーナーでは、誰もが安心して相談できる場を用意しているので性別や国籍にかかわらず相談すると良いだろう。
■不安はみんな同じ?
実際の参加者動向としては、年齢不問なので20代~60代までの幅広い年代が集まるようだ。大型二種免許を持っていない方も多数参加しているので経験の有無はさほど関係はなさそうだ。バスの運転に必要な大型二種免許の取得を支援してくれる会社もあり、バス初心者でも問題はない。
今の時代に重要な生活面での不安も相談可能で、寮や社宅、引越し支援を用意している会社もある。生活面での不安も徹底的に聞くことで軽減できる。イベントで事業者の担当者と直接話すことで、書類選考がスムーズになったり、選考が早まったりと、すぐにスタートしたい方には有利になる場合もあるようだ。
■結局は何がメリットなの?
バス運転士を目指すならば事業者の選択は最も重要かつ最優先にしなければならないことだ。一度に多くの会社と出会えることにより、会社側だけではなく現役の声も聞けるので、仕事内容の実際がよくわかるだろう。
免許の取得から教育体制により未経験者や年齢不問でも挑戦できるので相談してみると良いだろう。 実際に選考を受けるにあたり、作成が必要な履歴書や、採用担当者との面接は避けては通れない。これらの準備もサポートするので、「そっち」が苦手という方にも安心だろう。
免許のない方はまずは大型二種免許の取得からだが、教習所ブースもあり免許取得に関する最新の情報が得られる。昨今は免許制度が頻繁に変わっているので、これは必要な情報だ。
バスの運転という仕事自体は共通でも、事業者の運転士への考え方により自分との適合性は変わる。結局は自分に合った働き方や事業者を見つけることが長くバス運転士を務める早道になるのだが、そのような事業者を見つけやすいメリットがるのは間違いなさそうだ。多くの事業者と接点を持ち、個人により異なる最適な事業者を見つけて挑戦してみてはいかがだろうか。
【画像ギャラリー】2025年10月4日(土) にバス運転手を目指す就職イベント「どらなびEXPO2025秋・名古屋」が名古屋市で開催される!(9枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方