【難読バス停クイズ】読めるかな?難易度4

【難読バス停クイズ】読めるかな?難易度4

 バスマガジン編集部がお送りする難読バス停クイズ。難易度はさまざまですが「地元の方には常識でも市町村を越えればもう読めない」そんなバス停を集めました。難読駅前は有名でもバス停となると一段と難易度は上がるかも?エンターテイメントとしてお楽しみください。

 鉄道にもローカル線がありますが、一般的にバスのローカル度はケタ違いです。読める読めないはともかく見知らぬバス停を訪ねる旅の契機になってもらえればとの思いで企画したクイズシリーズです。もっと深いTipsをご存じの方はSNSなどで情報などをシェアしていただければ幸いです。

文:古川智規(バスマガジン編集部)
写真/文献調査:東出真
難易度/★★★★☆(問題番号220708)

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■正解はこちら!

●正解:いざわ(射和)

 今回も前回に続き三重交通のバス停で三重県松阪市射和町にあります。伊勢地方には八百万の神々との関係が深い地名が多く、その場合は江戸時代や室町時代とはケタ違いの由緒があります。神代なので、話によっては何千年前なのかがわからないくらいです。

正解は「いざわ」でした
正解は「いざわ」でした

 射和村教育委員会編「射和文化史」によりますと、『倭姫命(やまとひめのみこと)の随身である伊射波登美命(いざわとみのみこと)が天照大神の御霊代(みたましろ)を奉じて伊勢志摩を巡行された時の代奉(宮居)があったところの1つにこの伊佐和神社があり、現在は伊射波登美命が祀ってある。この名に由来し後世、射和の2字をあてて「いざわ」と呼ぶようになった。』とされています。

射和バス停
射和バス停

 年代を推定するなら3世紀ないし4世紀ごろの話ですので、1800年くらい前のことということになるでしょうか。

三重電気鉄道松阪線の射和駅の面影を色濃く残す
三重電気鉄道松阪線の射和駅の面影を色濃く残す

 当然ながらこれだけ古い話ですので地名の由来は諸説あり、これが史実というわけではありませんが、伊射波神社は三重県鳥羽市に現存していますので、あながち「伝説」とは言えないかもしれません。いずれにせよ古代のロマンであることには間違いなさそうです。では次回の難読バス停クイズをお楽しみに!

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