狭いのか広いのか
高速車・貸切車のシートピッチは乗り物全体で見ると狭い/広いほうなのか、比較をしてみるとイメージが掴みやすい。まずJRの電車の各種シートピッチを挙げると以下のようになる。
・昔の特急電車:91cm
・最近の特急電車:96〜97、102cm
・普通電車のグリーン車:97cm
・新幹線普通車:104cm
・新幹線グリーン車:116cm
・新幹線グランクラス:130cm
長距離用の電車では、居住性を高めるほか荷物スペースを多めに設ける都合から、シートピッチが広く取られている。
昼行型のバス車両と電車を照らし合わせた場合、後ろだけ反則級に広いサロンタイプを除けば、バスの座席配置は電車よりもコンパクトな印象だ。
続いて飛行機のシートピッチは何センチあるのだろうか?
・一般航空会社:約79cm
・格安航空会社(LCC):約74cm
・JAL クラスJ:約97cm
・ANA プレミアムシート:約127cm
別運賃あるいは別料金が生じるシートは電車並みに前が広くなる一方で、普通のシートに関しては比較的狭い部類に入る。一般航空会社の機材で高速・貸切車の12列仕様、LCCの機材で13列仕様車に性質が近い。
上記スペックを踏まえると、感覚的に飛行機と電車の中間に位置するのが高速・観光バスと言える。車体サイズの割に、そこまで狭いわけでもないようだ。
事業者によっては、異様に広いシートピッチの車両を長距離バスで走らせているケースも稀にあり、そういったクルマに出会えるとラッキーかも!?
【画像ギャラリー】バスは平均的? 公共交通機関のシートピッチ(5枚)画像ギャラリー
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