むしろ種類が増えたってマジ? 青くなってからのバスのシートが予想以上に奥深すぎた!!

■その事業者でしか見られない!? レアな青系モケットに注目

 色合いと柄の違いだけで数えきれないほどのパターンが予想される青系シートの中でも珍しいのが、誰が見てもその事業者が特注したと分かる図柄が折り込まれたモケットだ。

 例えば横浜市営バスの場合、横浜ベイブリッジや帆船にっぽん丸、マリンタワーといった、横浜を代表するランドマーク群のイラストがシートモケットに刺繍されている。

シートの柄を見れば、その場所がすぐ分かる?!(神奈川県・横浜市営バス)
シートの柄を見れば、その場所がすぐ分かる?!(神奈川県・横浜市営バス)

 ほかにも下関のサンデン交通で運行している路線車のシートモケットには、やはり下関を代表する関門橋、海峡ゆめタワー、ふぐ(ふくふくマーク)などがあしらわれ、ご当地感を演出している。

 また、(ゆるキャラを含めた)専属のマスコットがいる事業者になると、それらマスコットたちをシートモケットの図柄に登用することがある。キャラ系モケットでも地色が青系になるのは共通だ。

 普段バスに乗る時は、シートに対して背を向けてしまうのが当たり前ではあるものの、たまには後ろを振り返って、張られているモケットにあえて注目してみると、バスを楽しむ幅も広がるはずだ。

【画像ギャラリー】青い中にも色がある……最近の路線バスのシート(8枚)画像ギャラリー

最新号

【9月20日発売】巻頭特集は「東急バス」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン126号!!

【9月20日発売】巻頭特集は「東急バス」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン126号!!

バスマガジン Vol.126は9月20日発売!! 美しい写真と詳細なデータ、大胆な企画と緻密な取材で読者を魅了してやまないバス好きのためのバス総合情報誌だ!!  巻頭の[おじゃまします! バス会社潜入レポート]では、東急バスを特集。東京都から神奈川県において都市部から住宅地、田園地帯まで広いエリアを綿密なネットワークを展開、さらに高速路線バスやエアポートリムジンも大活躍。地域住民の足としてはもちろん、首都圏の動脈ともいえる重要な存在だ。  続く特集は、ついに日本に上陸しさらに種子島での運行が決まった、ヒョンデの電気バス[ELEC CITY TOWN]の試乗インプレッション。日本におけるヒョンデの本拠地である横浜・みなとみらい地区で、徹底的にその性能を確認した。  バスの周辺パーツやシステムを紹介する[バス用品探訪]では、なんと排出ガスからほぼ煤が出なくなるというエンジンオイルを紹介。この画期的な商品「出光アッシュフリー」について、出光で話わ聞いてきた。  そして後半カラー特集では、本誌で毎号、その動向、性能を追跡取材してきた「カルサンe-JEST」。このトルコ製小型電気バスがついに、運行デビューを果たした。その地は長野県伊那市と栃木県那須塩原市。今後の活躍が期待される出発式を紹介する。