西口、東口……巨大駅最寄りバス停の「東西南北」率が高すぎる!?

■「フルビット」なんてあり得るの?

 続いて、東口・西口・南口・北口、それぞれの方角を名称に含んだバス停が周囲に置かれている、東西南北フルビットな駅が存在するか気になるところだ。結果としては残念ながらサンプル100箇所のうち該当する駅はゼロだった。

 東口があるなら西口、南口なら北口も……のように、必ず東西と南北がセットになる法則性も見受けられなかった。

 バス停としては「西口」だけしかなかったり、「北口」と「東口」だったり、「駅前」と「西口」がペアになっていたりと、駅ごとに異なる。唯一、「西口」と「南口」の組み合わせは全くバッティングしなかった。

 一方レアケースで見てみると、駅近くにバス停こそあるものの、停留所名に「駅」や「駅前」すら付かない、地名のみを冠している例に、大手町、神保町、日本橋、九段下、新宿三丁目、日比谷、門前仲町が挙げられる。

 また、100箇所のうち、駅の最寄り停留所を「バスセンター」と呼び、鉄道とは完全に切り離しているのが、東京都の町田(町田バスセンター)だ。大規模駅周辺のバス乗り場としては、ちょっと珍しいかも。

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