■多くの人を運んだ実績がその後の夜行便に足跡を残した
鳥取県から、しかも県内2カ所から東京行き路線が盛況で運行され、この実績が次々と夜行東京便が開業したきっかけとなったのではと思われる。
キャメル号の開業から約半年後、東京起終点となる夜行路線が次々と開業していった。地方のバス会社各社は東京への夜行路線を運行することが憧れとなった。このあと約2年の間開業された路線に、採算ベースが合わない路線はほとんどなかった。
その後30年以上が経過。競合路線が増え、特に島根県へ向かう路線の立ち寄り地として、米子へは多くの競争相手を生み出した。
2020年春にコロナ禍で休止、そして廃止と悲しい終焉となったが、このキャメル号の残した功績は素晴らしい記憶となった。
【画像ギャラリー】3社の協力体制で2路線を運行!! その後多数登場する夜行高速バスの先駆けとなった「キャメル号」(11枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方