■小康状態の平成……そして令和へ
6万台を切ったのは1998(平成10)年度の5万9426台。ここから2014(平成26)年度までの16年間は、58000〜59000台の間で推移している。
2015(平成27)年度に入ると、約18年ぶりに6万の大台6万352台を記録。以降毎年堅調に増え続け、年号が平成から令和に変わった最初の年には6万1452台を数えるまでの好調ぶりを見せている。
ところが、2020(令和2)年度に入った途端、いきなり3,538台減の5万7914台に落ち込む結果となった。現状わかっているデータがここまでのため、“今”日本にある乗合バスの数は「5万7914台」ということになる。
しかし、2020〜23年中頃までの間はコロナの影響により、全社会を巻き込んだイレギュラーな状態が続いた。
そのため、この5万7914台という数は誰も予想しなかった中で生じたものに過ぎず、コロナ前を相手に増えた減ったの天秤にかけるのは酷かもしれない。引き続き今後の動向を見守りたい。
【画像ギャラリー】昭和初期から令和まで各所で見られたバスシーン(5枚)画像ギャラリー
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