通勤電車には当たり前すぎる「つり革」はバスも同じく……なのか?

■ドーナツ型? それともオニギリ形?

 つり革を手で掴む部分を「手掛け」と言う。主な手掛けの形状に、円形と三角(オニギリ)形がある。円形の手掛けは握りにくいが、汚れが偏らず握る位置を選ばないため、とっさの時に掴みやすい。

 一方で三角は円形のメリットに劣る代わりに握りやすい……どちらも一長一短あり、電車では三角の手掛けが増えてきている。ではバスの場合はどうなっているだろう?

 現在新車で購入可能な車種のカタログに掲載されている、車両のサンプル写真を見る限り、どの車種も、昔ながらの円いドーナツ状のつり革がぶら下がっている。

 メーカーでは円形の手掛けがデフォルト設定ということになる。ただし、つり革は好みや目的に応じて、手掛けの形や色などを事業者が自由に選べる。

 電車の場合、東日本エリアは三角、西日本エリアは円形の手掛け、のような地域性がある(最近はそうでもないらしいが)とも噂される。

 バスにもそういった慣習があったかもしれないが、どちらかと言えばバス車両の年式によって決まるところが大きいようで、どの地域でも新しいほうが三角つり革になる確率が高い。

手掛けが車軸方向に向いた三角タイプ
手掛けが車軸方向に向いた三角タイプ

 よくよく見てみれば、バスのつり革には結構バリエーションがあるようで、乗りバスする度に観察して違いを確かめると楽しいかも!?

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