■型にハマらないレア表現!?
降車専用や降車場、おりばとも異なる、一風変わったインディペンデント系の降車用バス停も各地に存在するようだ。
一つ目は北海道で見つけた「降車降り場」。「サラリーマンの人」や「この先300m先」よろしく、何かと重要なことなので2回言っておくような、大変ユニークな文字の組み合わせが味わい深い。
深読みすると「バスから降車するという行動に限定した、自動車を降りる場所」といったニュアンスにも取れ、標識を見た人に確実に伝わるよう配慮した、ものすごく丁寧な言い回しにも思えてくる。
二つ目もまた北海道にあった降車用バス停で、こちらはズバリ「終点」。バスの終点となれば降りるしかなく、降車専用や降車場と同じ意味を持たせることが可能なわけだ。
しかし現地で見た「終点」のバス停標識は、通常の標識と同じフォーマットが使われているようで、そこから乗れないけれども「バスのりば」と併記されているのはご愛嬌。
一応念のため、全国に「終点」という名前のバス停があるかどうか軽くリサーチしてみたところ、「○○終点」のような、固有の地名に終点を加えた場所は何箇所かあったものの、ただの「終点」はないようだ。
このほか全国にどんな降車用バス停の言い回しが隠れているのか、ますます気になってくる。地道に探して行きたいところだ。
【画像ギャラリー】降車用バス停標識コレクション2022-23(7枚)画像ギャラリー
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