1988年5月17日、米子駅前バスターミナルの19時30分。同じ時刻の東京・品川ホテルパシフィック東京の3階バス乗場。
さらにそれから遅れること約1時間後、鳥取駅前バスターミナル2番乗場と、前述の品川ホテルパシフィック東京の3階バス乗場で、当時としては前代未聞の日本最長高速バス「キャメル号」の開業式が、大勢の人に見守られる中、行なわれた。
それぞれ定刻に、米子~東京線は794.4km、所要時間11時間30分。鳥取~東京線は720.6km、所要時間10時間30分先の目的地を目指して走り出した。
(記事の内容は、2021年7月現在のものです)
執筆・写真/太田博之 参考文献/日ノ丸自動車八十年史
※2021年7月発売《バスマガジンvol.108》『キャメル号33年の変遷』より
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