電車/バス交互乗り継ぎの旅!! 出発から96時間後に着いた先がなんと“あの”場所だった!!

■フェリーの行き先は…四国だ!!

 南海フェリーの所要時間は2時間ちょっと。直線距離で55kmほどの距離を渡る。このフェリーが向かう先、それは四国・徳島だ。

ゆったりマッタリ、中くらいの船旅
ゆったりマッタリ、中くらいの船旅

 これで電車とバス(船)を種類が連続しないよう乗り継いで行くと、とりあえず四国には来られると実証できたわけか。

 南海フェリーの徳島港は市街地から4kmほど離れた場所にある。港〜徳島駅前までは徳島市交通局のバスが結んでおり、最低限の公共アクセスが用意されている。

徳島港→徳島駅まではバスがある
徳島港→徳島駅まではバスがある

 ただし徳島港の連絡バスの場合、フェリーターミナルによくある、船の乗客が全員乗るのを待ってから出発する「接続」ではなく「定時発車」が大原則らしい。

 そのため、フェリーが遅れて着いても時間が来れば問答無用でドア閉めて発車する模様。当日それで5人くらい、目の前で置いていかれそうになって“ひと悶着”起きた。利用の際は細心の注意を払いたい。

 徳島駅前に着いたのが、すっかり辺りが暗くなった19時頃。根を詰めないのもルールに含まれているので、今日はこのへんで勘弁してやろうと、徳島駅近くに投宿した。

まあ肉でも焼きましょ
まあ肉でも焼きましょ

 そして翌朝、ついに出発から96時間目を迎えた。横浜駅をスタートして、交互乗り継ぎを繰り返しながら最終的にいた場所は!?

あてもなく西を目指してみたゴールがココ
あてもなく西を目指してみたゴールがココ

徳島駅前

でした。

■電車/バス交互乗り継ぎチャレンジ 全行程

【電】横浜→(特急踊り子9号)→三島
【バ】三島駅前→(伊豆箱根バス沼51系統)→沼津駅前
【電】沼津→(JR東海道本線)→東静岡
【バ】東静岡駅南口→(しずてつジャストライン県立美術館線)→静岡駅前
【電】静岡→(こだま739号)→浜松
【バ】浜松駅→(遠鉄バス12系統)馬郡→(徒歩)→舞阪
【電】舞阪→(JR東海道本線)→豊橋
【バ】豊橋駅前→(豊鉄バス伊良湖本線)→老津
【電】老津→(豊橋鉄道渥美線)→三河田原
【バ】田原駅前→(豊鉄バス伊良湖本線)→伊良湖岬/伊良湖港
【船】伊良湖港→(伊勢湾フェリー)→鳥羽港→(徒歩)→ホテル
【バ】ホテル→(送迎サービス)→鳥羽駅
【電】鳥羽→(近鉄特急)→松坂
【バ】松阪駅前→(三重交通 松阪熊野線)→熊野市駅前
【電】熊野市→(JR紀勢本線)→鵜殿
【バ】鵜殿駅前→(三重交通 熊野新宮線)→新宮駅前
【電】新宮→(特急くろしお22号)→和歌山
【バ】JR和歌山駅→(和歌山バス0系統)→南海和歌山駅市
【電】南海和歌山市→(南海和歌山港線)→和歌山港
【船】和歌山港→(南海フェリー)→徳島港
【バ】南海フェリー前→(徳島市交通局 連絡?バス)→徳島駅前

・運賃合計:26,290円
・乗車時間:1,112分
・移動距離:805.7km
・乗り換え待ち時間合計:634分

関東人にとってコイツは価値の高い旅土産
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