東京都区内から南へ300kmほど向かった先にある東京都の八丈島。同地にはバスが運行しているが、最近はどのような車種が使われいるのか、2026年2月現在の様子をちょっと見てきた。
文・写真:中山修一
(バスマガジンWeb/ベストカーWeb内の本文上とギャラリーに、八丈島バス車両ラインナップ2026の写真があります)
■八丈町営バスの車両ラインナップ
八丈島でバスを運行しているのは実質的に「八丈町営バス」1者と言える。これを踏まえて、まずは普通の路線バス向けの車からチェックしてみよう。
その昔、八丈島のバスといえば、元々都営バスで使用されていた各種路線車が引退後に渡ってくる流れが主流だったようで、時期によっては都営バスの白地とグリーンの塗り分けのまま島内で活躍していた。
2026年現在のところ、どうやら都営バスあがりの車は既に引退しているようで、ほとんどが新しく導入された車に置き換わっている。
■外も中も特徴アリ…循環バス向けの車両
島内には島の中心地を回る「循環路線」と、中心地+南東方面に延びる都道215号を合わせて15kmくらい走る「本線(仮)」の基本路線が2つある。
このうち循環路線には小型バスの定番「日野ポンチョ」が通常使われている。ポンチョのうち、ドアが2カ所にあるロングボディタイプだ。
車体は白地に八丈島の名所名物のイメージイラストをラッピングした“ご当地柄”で飾られていて、なかなか艶やかな装い。訪問当日に見かけたポンチョは1種類・1台のみだった。
すぐに町営バスの車だとわかる外見もそうだが、車内が最後部を除いてロングシート配列になっており、こちらもごくノーマルなポンチョと違うため特徴を感じる。
■どれが来るかはお楽しみな本線(仮)
続いては「本線(仮)※路線名が特にないため便宜的にこう呼んでます」に使用されている車両ラインナップを軽く掘り下げてみよう。
本線は通常、幅2.3m・長さ9mクラスで60人乗りの中型路線車での運行。3台ほど見かけた中で、1台目は角目4灯ヘッドライトの付いた、2015年式と思われる「いすゞエルガミオ」だった。
他の2台も「いすゞエルガミオ」であるが、こちらは2016年以降に発売された、吊り目2灯ヘッドライトの付いた現行タイプ。どれも2扉でLED行先表示器の付いた標準的な仕様と言える。
一般路線バス向けの車両には“標準色”と呼べるものがなく、それぞれ車体のラッピングの柄が異なっていて、どの車が来るかはその日次第の楽しみにキープしておきたい。
■ちょっと変わった大型車
日野ポンチョといすゞエルガミオが一般路線向けの主力車両といった位置付け。一方、八丈町営バスでは貸切バスを使った日帰り周遊ツアーを取り扱っていて、貸切バス向けの車両も用意されている。
一つは1ドアで車内に2-2配列のハイバックシートが並ぶ、ミドルデッカーの「いすゞガーラミオ」。日野製「メルファ」と共通設計の、路線/観光/送迎など各用途に対応可能な汎用中型車だ。
また幅2.5m、長さ10.5mの大型車相当のバスも顔ぶれに並ぶ。車種は角目4灯ライト付きの2013年式「いすゞエルガ」と、角目2灯ライトの「日野ブルーリボンII」。各車ドアが前1カ所しかない「トップドア車」と呼ばれる構成になっている。
側面にアルミサッシの引き違い式メトロ窓を装備。車内には2-2配列のハイバックシートが並び、路線車の顔をした観光仕様の車という、ちょっとユニークな存在感を放つ。
貸切向けの車の場合、白地に明るい青色の波模様とトビウオが描かれた柄で統一されているようで、貸切車には“標準色”があると思って良さそうだ。
【画像ギャラリー】八丈島バス車両コレクション2026(10枚)画像ギャラリー




















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