都バスという以上「都内」全域で走っていると思ったら……えっ!? マジか!?

都バスという以上「都内」全域で走っていると思ったら……えっ!? マジか!?

 東京都を代表する、明るいグリーンが目印の都営バス。東京のあちこちで見かけるだけに、「都内」なら全てのエリアをカバーしているように思えるが、実際のところはどうだろう。

文・写真:中山修一

■有名だけど実は超レアなバス事業者・都バス

「都営」といえば東京都区内の路線バスの顔的存在
「都営」といえば東京都区内の路線バスの顔的存在

 バス事業者には民営と公営の2種類がある。その中でも公営はただでさえ少ないのだが、市区町村のまとめ役である都道府県が運営している事業者は都営バスと長崎県営バスしかないため、運営形態的に都営バスは物凄く珍しい。

 そんな都営バスの特徴と言えば、バス車両のボディカラーだけでなく東京都内に幅広い路線ネットワークを持っている点だ。東京の隅々まで、どこへ行くにも都営バス!! みたいな漠然としたイメージを抱きたくなる。

 では、果たしてそのイメージは正しいのかどうか、都営バスの路線図をもとに、1本以上の都バスが通っている都内の市区町村がどれくらいあるのか、簡単ながらチェックしてみた。

■フルコンプして当然か!? 東京23区

 まずは、大都会東京を象徴する23の特別区だ。五十音順に、都バスが通っている区は「○」、そうでない区には「×」を付けることにするが、全部マルが付いて当たり前だろうか……その結果は!?

・足立区:○ ・荒川区:○ ・板橋区:○ ・江戸川区:○ ・大田区:○
・葛飾区:○ ・北区:○  ・江東区:○ ・品川区:○ ・渋谷区:○
・新宿区:○ ・杉並区:○ ・墨田区:○  ・世田谷区:○ ・台東区:○

・中央区:○ ・千代田区:○  ・豊島区:○ ・中野区:○ ・練馬区:○
・文京区:○ ・港区:○ ・目黒区:×

……意外や意外、なんと1区だけ、しかも東京の大都市の一つに数えられる目黒区には都バスが乗り入れていないのだ。

目黒駅前に停車中の、品川区を走る都営バス品93系統
目黒駅前に停車中の、品川区を走る都営バス品93系統

 目黒の「駅」には間違いなく都バスの停留所が置かれている。ところが目黒駅の住所は品川区なので、無事ノーカウントだ。

■東京は区だけじゃない!! 市町村の都バス事情

 続いて、東京都の外枠を手堅く固める市町村には、上記の22区のように多くのエリアで都バスが運行されているだろうか。結果は以下の通りだ。

・昭島市:× ・あきる野市:× ・稲城市:× ・青梅市:○
・西多摩郡奥多摩町:×  ・清瀬市:×  ・国立市:× ・小金井市:×
・国分寺市:× ・小平市:○ ・狛江市:× ・立川市:× ・多摩市:×

・調布市:× ・西東京市:× ・八王子市:× ・羽村市:○
・東久留米市:× ・東村山市:× ・東大和市:○ ・日野市:×
・西多摩郡日の出町:× ・西多摩郡檜原村:× ・府中市:×

・福生市:× ・町田市:× ・西多摩郡瑞穂町:○ ・三鷹市:×
・武蔵野市:× ・武蔵村山市:○

 30あるうち、都バスが運行しているのは6市町だけで、他の24市町村には路線の設定がなかった。

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