都バスという以上「都内」全域で走っていると思ったら……えっ!? マジか!?

■1,000km離れた都内は!? 東京の離島

 東京都は関東地方に納まらず、海を渡って1,000km行った先にも、れっきとした「都内」がある、離島だ。そんな離島の都バス状況はと言えば……

・青ヶ島村:× ・大島町:× ・小笠原村:× ・神津島村:× 
・利島村:× ・新島村:× ・八丈町:× ・御蔵島村:× ・三宅村:×

……東京都の全ての離島で都バスの路線は設定されていなかった。

■都バスが来ない都内に走っているのは?

 では、都バスがまったく走っていない東京都内のエリアには、どこのバスが乗り入れているのだろうか。複数のバス事業者が受け持っている場所もあるが、ここでは代表的な1社に絞った。

【特別区】
・東急バス:目黒区

【市町村】
・小田急バス:稲城市、三鷹市、狛江市
・神奈川中央交通:町田市
・関東バス:武蔵野市

・京王バス:小金井市、多摩市、府中市、国立市、調布市
・西武バス:清瀬市、国分寺市、西東京市、東久留米市、東村山市
・立川バス:立川市

・西東京バス:昭島市、あきる野市、西多摩郡奥多摩町、八王子市、日野市、西多摩郡日の出町、西多摩郡檜原村、福生市

【離島】
・大島バス、小笠原村営バス、神津島村営バス、八丈村営バス、三宅村営バス、新島村ふれあいバス
・公共交通機関なし:青ヶ島村、利島村、、御蔵島村

都バスが通らない唯一の区・目黒区では東急バスが活躍
都バスが通らない唯一の区・目黒区では東急バスが活躍

 都バスが来ない殆どの地域でも、どこかしらのバス事業者がバスを運行しており、まったく公共の足がないのは、特殊な条件が重なる離島のみだった。

 以上の結果を踏まえると、さすがに都バスと言えど都内を網羅するには至らず、どちらかと言えば特別区内の公共の足に特化した乗り物であるとわかった。

【画像ギャラリー】大都会と都営バス(5枚)画像ギャラリー

最新号

【6月23日発売】巻頭特集は「会津乗合自動車」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン129号!!

【6月23日発売】巻頭特集は「会津乗合自動車」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン129号!!

バスマガジン Vol.129は6月23日発売!! 美しい写真と詳細なデータ、大胆な企画と緻密な取材で読者を魅了してやまないバス好きのためのバス総合情報誌だ!!  巻頭の[おじゃまします! バス会社潜入レポート]では、会津乗合自動車を特集。同社は福島県の約4割の面積を占める会津地方を営業区域とし、路線は会津盆地の若松・坂下・喜多方を拠点に、平野部の住宅地域から中山間地域へ広がるほか、東部の猪苗代・郡山湖南地区と南部の田島地区にも路線を有している。