神奈川県で最初にオープンした道の駅「箱根峠」。その名の通り同施設は、国道1号の芦ノ湖〜三島方面とを繋ぐ峠道の途中にあり、天気の良い日は芦ノ湖や箱根の山々を望める、景勝要素も十分な立ち寄りスポットだ。
文・写真:中山修一
(バスマガジンWeb/ベストカーWeb内本文上とギャラリーに、道の駅箱根峠抜け道しらべの写真があります)
■近くに一応バス停はあるけれど
道の駅といえば基本的にマイカー/レンタカーを使っての訪問に合わせた作りになっていて、バスなど公共交通機関でのアクセスはそれほど考慮されていない場所も多い。
箱根峠の場合どうかと言うと、道の駅が建っている場所から森を一つ挟み、芦ノ湖方向に直線距離で約100mのところに「箱根やすらぎの森(箱根やすらぎの森入口)」という停留所がある。高低差は35m。
箱根やすらぎの森停留所には、元箱根〜三島駅間を結ぶ東海バスのN65/N67系統と、元箱根〜熱海駅間の伊豆箱根バスAT52系統が停まる。
■1号伝いはカンベンな
道の駅 箱根峠へバスで行く場合、この停留所が最寄り相当になるが、問題はバスを降りた後。直線距離で100mとは言えど、間に挟まっているのは森だ。
Webマップを見たり経路検索をすると、バスの通り道である国道1号の、7%勾配つきヘアピンカーブを500mほど歩いて登るよう提案される。
しかしここで注意したいのが、バス停〜道の駅までの国道1号の区間には歩道がなく、道幅もかなり狭いというあたり。
箱根の観光エリアといえど、そこは腐っても「東海道」の名を冠する交通の大動脈。極セマな路肩を歩きで押し通すのは相当エクストリームな体験というか普通に危ないので、ここは避けて通りたい。
■リスクを取らずに向かうには?
では、他に歩きでアクセスできそうな道があるのか。マップ上で分かるのは旧東海道を使う方法で、旧東海道と国道1号がぶつかる場所〜道の駅までなら歩道がある。
ならその方法で決まり……と行きたいところながら、なにしろ相手はあの旧東海道。箱根の山は天下の険とはよく詠んだもので、その道筋を一目見るなり「こいつぁキクぜ」と背を向けたくなること請け合い。
バス停を降りた先の目的地が、もともと楽して立ち寄れる性質を前面に押し出している「道の駅」なわけで、ゆるっと歩いて向かって、トイレ借りたりお土産物色したり買い食いしたり、もっとカジュアルに訪問したいのが本音といったところ。
ところがマップを見る限り、そんな都合の良い抜け道的なものは全くなさそうな様子。それでもホントにないの? と疑って掛かりながら心の奥底に抱くささやかな期待はまだ残っている状態。
あとはもう現地へ行って確かめるのが一番早い。そう考え、三島駅南口を始発にする、東海バスN65系統にそそくさと乗車して、「箱根やすらぎの森」停留所へと向かった。
■バス停の辺りを見回してみると……
バスを降りた目線の先には、バス停と道の駅施設との間を隔てる森が広がっている。対向車線側に移動してバス停周辺の様子をうかがってみると、何やら森の中に入れそうな小道を見つけた。
特に立ち入り制限等の看板は立っていなかったので、どうやら入っても良いようだ。バス停側から向かうと上りのくねくね道が、方向的には道の駅のほうへ続いている。
カーブを描きながら高度を稼ぐ道筋となっていて、感覚的に400〜500mくらい進んでいくと、道の駅の駐車場の端に小道がぶつかった。なんとこの小道、道の駅への徒歩アクセスに対応した遊歩道の役割を持っていた!
ストリートビューで見た際、ちょうど小道と駐車場の接続部分の手前に車が停まっていたため隠れて見えず、この小道の存在には気付かなかった。











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