「最端」と聞けば、色々な物事に目安やメリハリ・プレミアム感を付けやすい要素に思えるのは周知の通り。路線バスの停留所に関しても、設置場所が東西南北の最端という条件の付くものは、ひときわ華を感じさせる。
文・写真:中山修一
取材協力:KANAKA-VILLAGE(カナカヴィレッジ)
(バスマガジンWeb/ベストカーWeb内本文上とギャラリーに、東京都最南端のバス停の写真があります)
■東京都最南端のバス停はどこに?
東西南北の端にあるバス停の中から、ここではとりわけよく目立つ地域と言えそうな東京都に絞り、なおかつ最南端に位置している停留所がどこなのかをチェックして、現地へ様子を窺ってきた。
東京都最南端のバス停がある場所……それは北側の上辺を除いてラッピングされたように神奈川県と隣接している町田市だ。
町田市内・神奈川県横浜市と大和市を背中合わせにした、鶴間という地域の6丁目に置かれている「坂下」停留所が、都内最南端のバス停に相当する。
■坂下バス停の在り処
東急田園都市線の南町田グランベリーパーク駅から約1.5km。国道246号の隣を並行して通っている、住宅街に面した片側2車線の道沿いが坂下バス停の所在地。
同バス停には、小田急線の町田駅下に広がる町田バスセンターと、小田急江ノ島線の鶴間駅前との間を結ぶ、神奈中バスの「町87系統」の通り道だ。
町田バスセンターから坂下まで町87系統を利用した場合の所要時間は約24分。距離6.8km、運賃は340円となっている。
ほかにも町田バスセンター〜鶴間車庫間の「町88系統」、南町田グランベリーパーク〜マークスプリングス間の「南03系統」が立ち寄り、町87系統を中心に大体1時間に1本くらいのペースでバスが来る。
■最端の目印ってある?
神奈中バスの坂下停留所が都内最南端に位置しているということで、それと分かる目印や案内があるのか、停留所の意匠を観察してみると……
……特にこれといった表記などはなく、神奈中バスの標準的なバス停標識と、簡単なベンチが設置されているだけの、ごく普通の途中停留所の佇まいで、特に差別化は図っていない様子だ。
なお、道の上下線それぞれにバス停が置かれているが、細かな位置的には鶴間駅方面の車線側にある停留所のほうが少し南に寄っている。
■捉え方次第で2カ所に!?
都内最南端のバス停は上記の通り「坂下」になる。その一方、捉え方によって実は2カ所を指定できるところが、東京都最南端のバス停が持つ条件の面白味でもある。
東京都には神津島や八丈島などの離島も含まれる。それを踏まえた場合、「坂下」バス停は都心部と地続きになった、本土での東京都最南端のバス停にあたるわけだ。
では、離島込みでの都内最南端バス停はどこにあるのか。都心から約1,000km南下した父島、東京都の小笠原村だ。
■小笠原の都内最南端バス停
小笠原の玄関口である二見港から約8km、都道240号を南方向に進んでいき、舗装路が行き止まりになった場所にある、「小港海岸」バス停が東京都最南端に位置している。
小港海岸バス停には、島内唯一の路線バスである小笠原村営バスの扇浦線が乗り入れており、同路線の終点でもある。
1時間に1本くらいのペースでバスがあり、扇浦線始点の村役場前から乗車して、20分くらいで小港海岸バス停までアクセスできる。運賃は200円均一。












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