■ホーム/アウェーの概念がない!?
続いて、A1系統が辿る37.5kmの道のりから、静岡県側と山梨県側の走行距離に注目してみよう。バス乗車中に取ったGPS測定値準拠で、静岡県側は16.6km、山梨県側が20.9kmだった。
県境越え系の一般路線バスといえば、A県とB県をまたぐ路線があったとして、そのバスを運行しているバス会社の本拠地がA県(ホーム側)だとすると、B県(アウェー側)にはほんの少しの距離しか入らないのが教科書通りと言える。
それに対してA1系統の距離配分は4:6と、かなり奥深くまで食い込むイメージ。A1系統を運行しているバス事業者の本拠地が静岡か山梨かでアウェー側が決まるわけであるが、果たしてどちら側なのか。
実はこのA1系統、静岡県を拠点にバス網を広げる富士急モビリティと、山梨県を本拠地とする富士急バスの2社で運行を受け持っているそう。
さらに、静岡県と山梨県のリリースを参考にすると、それぞれバスの運行を維持するために補助金(バス運行対策費補助金)を出しているとのこと。
そういった事情を踏まえると、A1/A2系統に関しては、どちらがホームでどちらがアウェーかの概念を持ち込むこと自体が極めて難しい、例外の塊を詰め込んだ型破りな県境越え系路線といったバス像が浮かび上がってくる。
【バス路線の基本データ】
富士急バス/富士急モビリティ A1系統(御殿場駅富士山口〜山中湖旭日丘〜忍野八海〜河口湖駅)
・跨ぐ県:静岡県〜山梨県
・移動距離:37.5km
・所要時間:1時間30分
・全区間の運賃:1,750円
・停留所の総数:72
・静岡県内の区間距離:16.6km
・山梨県内の区間距離:20.9km
・静岡県内の停留所の数:24
・山梨県内の停留所の数:48














コメント
コメントの使い方