■時間はかかれど旅情タップリ
次の大川バス引田線に乗ってしまえば、後は高松駅まで乗り換え不要の直通乗車。行程約42kmと、香川県の中では飛び抜けた長距離路線で、ここまで長い一般路線バスが残っている現況もまた貴重だ。
途中の主要経由地であるJR高徳線の三本松駅を経て、丹生(にぶ)駅近くまでの区間は、高徳線の線路に並走していく。
高徳線沿いから離れると内陸部に入り、今度は香川県の私鉄・ことでん長尾線沿いを縫うようにしながら進むという、昨今では珍しくなりつつある競合系の道筋に加え、JR/私鉄両方の線路に長く並走する要素もまた大変ユニークに思える。
ことでん各線の分岐点である瓦町駅を通ったのちに高松市街地の大通りを抜け、JR高松駅前の隣にあるバスの拠点・高松駅前までコマを進め、ここで全行程完了になる。大川バス引田線の所要時間は1時間30分ほど、運賃は1,100円となっている。
移動距離およそ87km、JR鳴門線併用で運賃合わせて2,300円。決して安いわけではなく、待ち時間まで含めると、徳島〜高松間で6時間を超える圧倒的な所要時間が、我が道を往く所以といったところか。
特急「うずしお」や高速バス「高徳エクスプレス」とは、そもそも同じ土俵に立っていない別次元の行き方な気がしなくもないが、四国の旅情をジックリ嗜むにはもってこいの、ちょっとディープな好ルートだ。
【画像ギャラリー】ふたつの「引田線」で結ぶ徳島県と香川県(14枚)画像ギャラリー
















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