バスマガジンWEBでは不定期で神社仏閣等のパワースポットにバスで行く乗りバス記事を連載しているが、この連載の企画は担当する書き手が交通機関を調べて無理やりにでもバスを利用して行っている。しかし、面倒なので乗っかればOKの定期観光バスにはないのかと調べてみた。
文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
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■面倒だからバスに乗っかってしまえ!
パワースポットと名高い神社仏閣は当然のことながら、様々なお願い事やお悩みを持った人が多く参集する。多くの人が集まれば、その場所自体が観光地となり、周辺では散策やグルメ等の観光要素が多くなる。
もちろん、行く人がそれぞれの要素をどのようなウエイトでまわるのかは個人によるが、いずれにせよ観光地でもあることだけは間違いない。そんな観光地を巡る旅なのであれば、当たり前のように定期観光バスが運行しても良さそうだ。
そこで、都内からの定期観光バスであればということで、はとバスのコース検索サイトで調べてみた。旅行期間やキーワードを入力するだけでよく、旅行先が決まっていない人でも楽しく見つけることができる。
■18件ヒット!
そんなの今どきAIにでも聞けば旅程を全部組んでくれるよと言うかもしれないが、定期観光バスで組まれたコースであれば、集合場所に行ってバスに乗るだけで行きたいところはもちろんだが、知らないスポットまで連れて行ってくれて案内までしてくれる。
見ているだけでも楽しいコース選びだが、今回はズバリ「パワースポット」という1つのキーワードだけで検索してみた。すると18コースがヒットした。これは期待が持てそうだ。パワースポットというキーワードだけでヒットするのであれば、需要はありそうだからだ。
■1泊ダブルデッカー往復で4万から6万
さて、件の18件を値段順でソートしてみると、お高いものは日帰りではなく1泊旅行の「【トイレ付バス・アストロメガで行く】船で行く離島伊勢志摩わたかの温泉とパワースポット伊勢神宮両参り」というのが筆頭だった。まず、おどろきなのは東京から1泊を要する伊勢志摩までの長距離旅行の定期観光バスでダブルデッカー車を出動させるところだ。
そして神宮の両参りはもちろんだが、押さえるパワースポットはきっちりと参拝する。式年遷宮に向けて準備がすでに進んでいるので、今のうちに見ておかないともう見ることができない現在の社殿の方が貴重な体験なのかもしれない。
さらに、宿泊がわたかの島で、伊勢海老が一人一尾という豪華な食事だ。わたかの島は昭和の人ならば耳にしたことはあるだろうが、現在は家族連れや女性客でにぎわう温泉街である。直接本土から行くことはできず、渡船で行くので定期観光バスには組み込みにくい交通手段だと思われるが、やってしまうことはさすがだ。
■定番中の定番「鎌倉・江の島遊覧」は9980円!
一方で、お安い順にソートすると「鎌倉・江の島遊覧」が9980円が最安だった。こちらは天板の鶴岡八幡宮に鎌倉大仏という鎌倉の二大パワースポットを巡り、江の島を自由観光する。お安いからと言って粗末なツアーではなく、ちゃんと手を入れてリニューアルされている。
それは昼食だ。「煮物の神様」と謳われた創業者の味を受け継ぐ老舗「御代川」で、和食の御膳が用意されている。もちろん自力で電車とバスを利用して鎌倉に行けばここまでの料金はかからない。しかし、乗り換えなしで複数の場所を回ってくれて、観光地の説明もしてくれて、豪華な昼食まで待たずに食する一連のセットは魅力なのではないだろうか。



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