9月22日まで福岡県庁11階「福岡よかもんひろば!」で、がんばれ!福岡の公共交通「ふくおかのりもの展2021」が開催中だ。
主催者である福岡県交通政策課・福岡よかもんひろばでは「過疎化、少子化、新型コロナウイルスに負けず、皆様の毎日の生活を支える公共交通について知っていただき、エールを送っていただければ幸いです」としている。バスも鉄道も混合の展示内容はどんなものなのか見てみたい。
文:古川智規(バスマガジン編集部)
【画像ギャラリー】『ふくおかのりもの展2021』のメインテーマはバス!
今年のメインテーマはバス!
まず開催場所の「福岡よかもんひろば」とは、福岡県庁の最上階、11階にある物産観光展示室である。福岡県内の伝統工芸や県産品、観光に関する情報発信をしている。ここはで、見て、触れて、体験し、味わえる「福岡の魅力」を丸ごと実感できる施設になっている。
福岡県庁は博多でも天神でもなくJRの駅でいうと吉塚にある。最適な行き方はもちろんバスだが、西鉄バス「県庁前バス停」の目の前だ。展示室の開館時間は8:30から17:15で、県庁内なので土日祝日は休館になる。なお入場は無料だ。
今年のメインテーマが「バス」ということで、バス会社が中心だが、もちろん鉄道の展示もある。展示に参加しているバス会社は、西鉄バス・昭和バス・北九州市営バス・JR九州バス・堀川バス・太陽交通バス・甘木観光バスの7社局に及ぶ。
鉄道では新幹線が特に別建てで、山陽新幹線・九州新幹線・JR九州・西鉄電車・甘木鉄道・筑豊電気鉄道・平成筑豊鉄道・北九州モノレール・福岡市地下鉄と多彩だ。この他に地域コミュニティバス、観光列車、オンデマンド交通までが参加する。
乗り物好きにとってはバスも鉄道も総合的に楽しんでいただきたいが、特にバスファンにとって注目の展示コーナーを紹介しておこう。
「西鉄バスファンブース」では西鉄ファンにはたまらない車両部品や写真等を展示している。また「わくわくフォトブース」では記念撮影あるあるの鉄道駅名標だけではなく、バス停もあるのが珍しいと言えようか。
実際の車両が展示してあるわけではないが、無料で多くの事業者の展示を見ることができ、展示期間も比較的長いので時間があるときに訪ねてみてはいかがだろうか。