東京空港交通が「成田 早割21・14・7」「成田いつでもWeb割」を導入する。現在同社WEBサイトで導入している割引運賃の成田線を改訂し、新たに成田早割運賃を導入する。詳細を見てみよう。
文:三条桐葭
編集:古川智規(バスマガジン編集部)
予約変更不可だが空席があれば前の便に乗車可能
同社ではWebサイト向けに最大約56%割引となるWeb割引運賃を導入しているが、2021年12月1日より 成田空港線に限りWeb割引運賃を改定し、新たに成田早割運賃を導入している。早割は21日、14日、7日前までに購入すれば割引になり予約変更はできない。ただし乗車当日に空席がる場合は予約便より前の便に限り同一区間の乗車はできる。
成田いつでもWeb割は、予約変更が可能な割引運賃で発車時刻の5分前まで発売する。そして成田線の「withファミ割」の取り扱いは終了する。いずれの運賃もリムジンバス予約Webにて予約、決済した場合に限り適用される。
成田空港~新宿駅・バスタ新宿で運賃を比較してみると、成田早割21では1700円、成田早割14で2100円、成田早割7で2500円、いつでもWeb割で3100円だ。なお記事執筆時点での大人普通運賃は3200円。
空港へ行くための予約は搭乗便が決まりさえすれば比較的容易にできるので、お得で便利な運賃だろう。しかし空港からの予約は事前には入れにくい。搭乗機が遅延することも考えられ、降機してバゲッジクレームで預託手荷物を待ち、バス乗り場までの行くことを考えると正確な時刻が読めないからだ。
相当の余裕を持って予約を入れておき前の便の空席を狙って乗るという方法が現実的だろうか。
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