三重交通がやっちまった!! 本物の「BUS ROOM」を一晩中独り占めってマジ!?

三重交通がやっちまった!! 本物の「BUS ROOM」を一晩中独り占めってマジ!?

 三交インは三重交通とのコラボ企画として『三交イン伊勢市駅前「別館」Grandeに、三重交通バスをテーマにした「三重交通バス コンセプトルーム」を、同年8月19日(土)よりオープンした。とうとうバスコンセプトルームが誕生してしまったわけだ。詳細を見てみよう。

文:古川智規(バスマガジン編集部)
(詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください)

■こりゃ泊まるしかない!

本物の運転席が!
本物の運転席が!

 「三重交通バス コンセプトルーム」の主な特長は、三重県各地を走行し、およそ20年の歳月を経てその使命を終えたバスの運転席ユニットの実物を移設したことだ。ハンドル、方向指示器、押しボタン、サイドブレーキなどの操作が可能だが、正面の画面と連動はしいので、シミュレーターではない。

 運転席正面の画面には、実際に伊勢市内を走行するバスの運転席から見える風景を放映し運転士気分を演出する。また客室の壁面には、3世代前までの復刻バス停丸看板と観光バスの所属営業所ステッカーを設置してマニア心をくすぐる構造になっている。

 一般乗合・高速バス座席シートと同じものを利用したクッションを設置しているので、座っているだけでもバス気分なのはさすがは三重交通だ。なおコンセプトルームご宿泊者限定の三重交通オリジナルグッズ「方向幕マフラータオル」がプレゼントされる。

 鉄道や航空をコンセプトとした部屋は多くなっているが、とうとう三重交通が浴室ではないバスルームを作ってしまった格好だ。これはもう泊まるしかない部屋なので、お伊勢参りのもう一つの目的としていかがだろうか。

■諸元を公開!

ホイールロック式サイドブレーキにマニュアルトランスミッション!
ホイールロック式サイドブレーキにマニュアルトランスミッション!

 この部屋に入っているバスの諸元は次の通りだ。所属営業所は中勢営業所で、社番は3816号車。登録番号は三200か170、初度登録は2001年10月18日で認可所属は津営業所。車両用途は乗合で、メーカーは三重交通定番のいすゞ製。

 定員は63名で内、座席は23、立席が39。型式はKL-LT233J2で、車体番号はLT233J23000024。構造は低床車で、長さ9.33m、幅2.49m、高さ3.16m。エンジン型式は6HH1、総排気量は8.22リットル。車両重量は9090kgで総重量12555kgだ。なお冷房メーカーはゼクセルになっている。

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